4月6日から佐賀県唐津市周辺で開催される全日本ラリー選手権第1戦「ツール・ド・九州2012 in 唐津」に話題のトヨタ 86(ハチロク)が出場する。4月6日といえば、86の発売日。つまり発売と同日にモータースポーツ界にデビューするというビッグサプライズだ。

車両制作は愛知県のラックが担当。全日本ラリー選手権ではこれまで4度の総合チャンピオンを獲得するだけでなく、昨年は現行型ヴィッツRSでもJN2クラスチャンピオンを獲得している名門チームだ。そのラックが86をラリー車両としてどのようにチューニングしていくのか、その手腕に期待がかかる。

ドライバーは2011年の全日本ラリー選手権JN3クラス2位の実力をもつ筒井克彦選手に決定。筒井選手は全日本ラリーの中でも随一のFR使いとしておなじみのドライバーだ。特に「ツール・ド・九州」では毎年優勝争いの一角を担う存在だけに、デビュー・トゥ・ウインも決して夢ではないパッケージだ。

86がモータースポーツ界にデビューを果たす全日本ラリー開幕戦は、国内だけではなく世界中から注目を集める一戦となることは間違いない。86の活躍に期待しよう。