SUPER GT 2015年 第4戦 富士GT300 予選

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プリウスGTが60kgのハンデをはねのけ予選3番手グリッド獲得

　8月8日（土）富士スピードウェイでSUPER GT第4戦の予選が行われ、嵯峨宏紀／中山雄一組のTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が3番手グリッドを獲得した。

　午後2時15分、空には雲がかかり、気温28度、路面温度35度のコンディションで15分間の予選Q1が開始された。午前中の練習走行で接触し、車両にダメージを負った31号車だったが、メカニックの懸命の作業により修復、無事Q1に出走した。
　各車序盤から周回を重ねていったが、セッション開始5分ほどで、コース上に止まった車両により赤旗中断。残り10分で再開されると、終盤めまぐるしく順位が入れ替わっていった。
　厳しいタイムアタックが繰り広げられる中、31号車は進出ラインぎりぎりの13番手（後にタイム抹消車両により一つ繰り上がり）でQ2への進出を決めた。
　飯田章／吉本大樹組のSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は27番手から決勝をスタートすることとなった。

　予選Q2は、やや天候の崩れが心配される中で開始されたが、結局雨は降らず。このセッションも僅差でタイムが塗りかえられていく中、中山雄一の駆る31号車が好タイムをマーク。3番手で明日の決勝に進むこととなった。

TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀：
「朝の走行で自分のミスから接触してしまったが、チームが迅速な修理で予選に間に合わせてくれた。若干、クルマの挙動に影響を残したままの苦しい予選となったが、なんとかQ2に残り、雄一に繋げることが出来た。その後は、雄一が素晴らしいアタックで3番手につけ、僕のミスを帳消しにしてくれた。明日は、こんな重いウェイトハンデで走ったことはないが、今日とは逆に自分が彼を引っ張っていけるよう頑張りたい」

TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 中山雄一：
「朝の走行でクルマが壊れてしまい、サーキットサファリで3周走っただけで、その時はクルマがまっすぐ走らず動くかどうかの確認だけで予選はぶっつけ本番だった。富士は、他のカテゴリーでも走り込んだサーキットで、慣れていてレコードタイムも持っているので、自信を持って臨んだ。3番手という結果は、ウェイトを積んでいる中で調子を最大限に引き出す走りができたのではないかと思っている。朝のクラッシュから直してくれたメカニックに感謝している。明日は、それに応えられるような順位で帰って来たい」

SUPER GT 2015年 第4戦 富士 予選結果：GT300