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SUPER GT 2015年 第5戦 鈴鹿1000km 予選

最前列2番手グリッド獲得したZENT CERUMO RC F 38号車(立川祐路/石浦宏明)

立川祐路/石浦宏明組LEXUS RC Fが最前列2番手グリッド獲得

 8月29日(土)に三重県の鈴鹿サーキットでSUPER GTの第5戦 鈴鹿1000kmの予選が行われ、立川祐路/石浦宏明組のZENT CERUMO RC F 38号車が最前列2番手グリッドを獲得した。

6番グリッドを獲得したKeePer TOM'S RC F 37号車  予選日の29日(土)、前夜の雨により、午前中の公式練習走行はまだ濡れた部分が残った状況から乾いていく中で行われたが、その後路面は完全に乾き、午後2時半からの予選は、空は雲に覆われていたもののドライコンディション。しかし、気温は27度、路面温度31度と、この時期としてはそれほど暑くない気候の下で行われた。

 GT300クラスのQ1を経て、午後2時50分にGT500クラスのQ1(15分)が開始。3分ほど過ぎて関口雄飛の駆るWedsSport ADVAN RC F 19号車がコースイン。大半の車両は残り9分あたりからコースへ向かった。
 残り時間が5分を切ると、充分にタイヤを温めた各車タイムアタックを開始。しかし、残り4分というところで、アタックに入っていた国本雄資のENEOS SUSTINA RC F 6号車がS字コーナー2つめでコースオフ。タイヤバリアに当たらずに停止はしたものの、サンドトラップにはまり脱出出来ず、セッションは赤旗中断となってしまった。

 車両回収の後、午後3時10分に残り5分でセッション再開。ピットが出口に近いLEXUS勢は伊藤大輔のPETRONAS TOM'S RC F 36号車、平川亮ののKeePer TOM'S RC F 37号車を先頭にコースへ。1周のウォームアップの後アタックに入ると、午前中の公式練習走行でシフト系のトラブルに見舞われ苦戦を強いられていた36号車が、その時点でのコースレコードを更新する好タイムをマークしトップに。しかし、続く平川の37号車がこれを上回ると、後続勢も続々とタイムを更新。

3人目のドライバーとしてDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車に加わった元F1ドライバーのクリスチャン・クリエン  GT-R 46号車がトップに立った直後、石浦の駆る38号車が好ペースでセクタータイムを刻んでいき、逆転なるかと思われたが僅かに届かず2番手タイム。最初にコースレコードを更新した36号車だったが、チェッカー後の最後のアタックで僅か1000分の2秒上回られ、無念の9番手でQ1敗退となってしまった。
 19号車が10番手、今大会GT500クラスで唯一3人目のドライバーとして元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンが加わったDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車は平手晃平がアタックしたが11番手でQ2進出ならず。コースオフし赤旗中断の原因となった6号車はノータイムとなり、明日の決勝レースは最後尾15番手からスタートすることとなった。

 Q2(12分間)は午後3時45分に開始。9分半を過ぎたあたりから各車コースイン。このセッションも、終盤にタイムが更新され、順位が入れ替わっていく中、立川の38号車が燃料リストリクター規制をものともしない好アタック。惜しくも0.15秒届かずポールポジション獲得はならなかったが、最前列2番手グリッドを獲得した。
 カルダレッリがアタックした37号車は3列目6番手グリッドとなった。

ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 立川祐路:
立川祐路と村田卓児エンジニア 「今回は燃料リストリクターが絞られるので、サーキットに入るまでは厳しい戦いになると思っていた。昨年リストリクター規制下での走行はイメージが良くなかったのだが、今回は、TRDのエンジン担当の努力があったおかげで、昨年と比べ物にならないくらい落ち幅は小さかった。最近クルマの調子も良く、パフォーマンスも高いので、走り出しからずっとコーナーも安心して攻めることが出来、想像以上の予選結果となった。最後、自分のアタック的には物足りず、もうちょっと行ける余地があったと思っている。1号車に前に行かれたのは唯一悔いが残るが、明日は1000kmと長丁場だ。今日ほど有利な感じにはならないだろうが、ノーミスできっちり結果に繋げるように頑張りたい」

ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 石浦宏明:
「鈴鹿に来るまでは、予選Q1突破は難しいと思っており、今日は決勝セットを出来るだけ詰めて明日に備えようという気持ちだった。しかし、今朝のフリー走行で思いのほか良いタイムが出た。ストレートスピードはライバルに比べ少なく見ても5km/h以上遅いので、セクター3のタイムはどうしても伸びないが、鈴鹿のコース特性上、コーナーで取り返せる部分もあり、予選までの流れとしては上出来過ぎだと思う。もちろんフロントローを獲得出来たことは嬉しいが、明日は天候も不明だし、1000kmの長丁場なので予選で前にいることはそれほど重要ではない。天候の変化にチームが臨機応変に対応出来るかにかかっているだろう。明日は、路面状況にタイヤメーカーそれぞれの特性も反映されるレースになると思うが、気を引き締めて頑張りたい」

SUPER GT 2015年 第5戦 鈴鹿1000km 予選結果:GT500

順位No.車名ドライバーQ1Q2タイヤウエイト
11MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
R1'48.394


R1'47.630
MI68
238ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明

R1'47.941
R1'47.782

BS52
364Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット

R1'48.022
R1'47.785

DL
446S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
本山 哲
柳田 真孝
R1'47.749


R1'48.042
MI48
512カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
安田 裕信
J.P.デ・オリベイラ

R1'48.567
R1'48.500

BS76
637KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
A.カルダレッリ
平川 亮

R1'48.258
1'48.665

BS60
715ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
小暮 卓史
オリバー・ターベイ
R1'48.117


1'48.718
BS28
817KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
塚越 広大
武藤 英紀
R1'48.149


2'12.724
BS44
936PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F / RI4AG
伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
R1'48.569



BS36
1019WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F / RI4AG
脇阪 寿一
関口 雄飛

1'48.758


YH16
1139DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F / RI4AG
平手 晃平
ヘイキ・コバライネン
クリスチャン・クリエン
1'48.984





BS36
128ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
松浦 孝亮
野尻 智紀
1'49.014



BS16
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / NR20A
佐々木 大樹
ミハエル・クルム
1'49.067



YH40
14100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT / HR-414E
山本 尚貴
伊沢 拓也
1'50.075



BS42
156ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F / RI4AG
大嶋 和也
国本 雄資




BS38