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SUPER GTとは?

SUPER GTとは?

多種多様なクルマが覇権を争う
国内レース最大の観客動員を誇る国際GTレース

国内外のGTカー17車種が参加する

国内外のGTカー17車種が参加する
 SUPER GTの前身となる全日本GT選手権(JGTC)は1994年にスタート。2005年、FIA公認の国際シリーズとなり、名称も変更された。高性能の市販のGT(グランド・ツーリング)カーをベースにした競技専用車両を用い、FIA(国際自動車連盟/Federation Internationale de l'Automobile)が定めるGT規定に則る。また、参加する車両性能の均衡化を図るために「BoP」(Balance of Performance)と呼ばれる性能調整を採用する。
 このため、国内のみならず海外メーカーの車両も多数参加し、SUPER GT全体では17車種(2015年シーズン開幕時)を数える。
 予選は、かつてワンラップアタックのスーパーラップ方式とノックアウト方式を使い分けていたが、2013年からノックアウト方式に一本化。Q1、Q2の2ラウンド制にし、各クラス別に出走する。なお、同じドライバーによる連続出走は認められない。各クラスによってQ2への出走台数に制限があり、GT500は上位8台、GT300は上位13台までとなる。また、決勝レースのスタート時は予選で装着したタイヤを装着することが義務付けられているため、予選では少ない周回でのアタックを心がける様子が見られる。

常に均衡したレース展開で高い人気

ウェイトハンディ制によって常に戦闘力の均衡を図る。
 2015年は、岡山国際サーキットで開幕、最終戦のツインリンクもてぎまで全8戦で展開。レース距離は、250kmから1000kmまであるが、8戦中5戦で300kmを採用する。レースは車両によって区分されたGT500とGT300と呼ばれる2つのクラスによって成立。名称は、設立当時の各クラスの最高出力がエアリストリクターで吸気制限されており、GT500がおよそ500馬力、GT300は300馬力だったことに由来しているが、現在は出力向上が見られることから、呼称のみに留まる。

 ローリングスタートで始まる決勝レースは、2つのクラスが同じコースを混走。長距離戦を除き、1台につき2選手が交代で乗ることを原則とする。クラス別に順位を競い、それぞれにドライバーとチームのチャンピオンシップがあり、シーズンを通してバランスの取れた戦いにするため、ウェイトハンディ制を導入。結果に比例したハンディを課す一方で、終盤にはウェイトを軽減するなどの調整を行うなど、常に戦闘力の均衡を図る。
 このような規定によって、レースは常に混戦模様。ドライバー個人の力だけ勝利を得るのは難しく、車両を供給するメーカーも含めチームの総合力を問われるシリーズである。
 このような参加車種の豊富さやドライバーの多さ、レース展開のおもしろさなどもあり、2104年の各戦に集う観客は毎戦57,000人超、全8戦合計では46万人超という、国内シリーズ戦では最大の人気を誇っている。

参戦車両

GT500クラス

LEXUS GAZOO Racingは6チーム、6台がLEXUS RC Fで参戦
 レクサス、ホンダ、日産の高性能市販車をベースとした競技専用車両が参戦。2014年には、車両規定がDTM(ドイツツーリングカー選手権)と共通化された。これによってモノコック、カーボンブレーキ、ダンパー、リアウィングなどの空力パーツを含む基本部分が統一された。一方、心臓部には各社が開発するレース専用エンジン、2.0リッターの直列4気筒直噴ターボを搭載。車両には白地に黒のゼッケンを着ける。
 LEXUS GAZOO Racingは6チーム、6台がLEXUS RC Fで参戦。昨シーズンは全8戦でLEXUS RC Fは4勝を挙げる活躍を見せ、LEXUS TEAM KeePer TOM'Sが最高位のランキング2位となる。今シーズンは6台中4台がドライバー編成を変更している。

GT300クラス

SUPER GT GT300 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車とTOYOTA PRIUS apr GT 31号車
 JAF-GT300とFIA GT3規格の2種類が混在する一方で、今年からレースを運営するGTAが開発した「GT300マザーシャシー」が本格参戦を開始した。JAF-GT300車両は改造範囲が広く、またFIA-GT3車両はFIAの車両規定に基づく購入可能なコンプリートレースカーが多彩ある。今シーズンの開幕戦では、日・独・伊・英の14車種が出走している。GT500とは異なり、参加チームの大半がプライベーターだが、FIA GT3車両を使用するチームには海外からエンジニアやメカニックが派遣されるケースも見られるようになっている。車両には黄色地に黒のゼッケンを着ける。
 このクラスには2012年からJAF GT300車両のトヨタPRIUSが参戦を続けているが、今シーズンはFIA GT3車両のLEXUS RC F GT3が新たにデビュー。開幕の岡山戦では、トヨタPRIUSがポール・トゥ・ウィンを飾っている。

ドライバーポイントシステム

決勝順位優勝2位3位4位5位6位7位8位9位10位
ポイント2015118654321
  • シリーズ全戦のポイントを有効とする。
  • レースが所定の周回数で行われなかった場合は、規定により得点を変更する。
  • レース距離が700km以上の大会では5〜1点のボーナスポイントが与えられる。
  • 同ポイントで並んだ場合は、上位入賞回数の多いほうにシリーズタイトルが与えられる。
  • ウェイト=次戦の暫定ウェイトハンディ(kg)。

チームポイントシステム:GT500

決勝順位優勝2位3位4位5位6位7位8位9位10位
ポイント2015118654321
走行ラップ(完走)ポイントトップと同一周回1周遅れ2週遅れ以上で完走
ポイント321

チームポイントシステム:GT300

決勝順位優勝2位3位4位5位6位7位8位9位10位
ポイント2015118654321
走行ラップ(完走)ポイントトップと同一周回1周遅れ2週遅れ以上で完走
ポイント31
  • チームに対するポイントはゼッケンを基準として車両1台ごとに与えられる。
  • シリーズ全戦の決勝レース順位および走行ラップ数ポイント全てが合算される。
  • レース距離が700km以上の大会では5〜1点のボーナスポイントが与えられる。
  • レースが所定の周回数で行われなかった場合は、規定により得点を変更する。
  • 同ポイントで並んだ場合は、上位入賞回数の多いほうにシリーズタイトルが与えられる。
  • ウェイト=次戦の暫定ウェイトハンディ(kg)。