Round1
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.1 ツインリンクもてぎ
プロフェッショナルシリーズ レポート
86/BRZ Race 第1戦 もてぎプロフェッショナルシリーズ レポート

目まぐるしいトップ争いを平中選手が制する

369号車 平中克幸選手

3年連続でツインリンクもてぎにて初戦を迎えた2016年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。
国内のトッププロドライバーが多数参戦するプロフェッショナルシリーズは、今シーズンも変わらない盛況ぶりで、このツインリンクもてぎラウンドには36台のマシンがエントリーを行なった。
4月2日(土)に実施された予選で、速さを見せたのが♯60服部尚貴選手。昨年のポールポジションのタイムを約2秒も上回る2分17秒667をマークした。続く2番手は0.01秒差で♯906阪口良平選手、3番手には服部選手のチームメイトとなる♯80吉田広樹選手が入った。好タイムが連発した予選は、実に18台が昨年までのコースレコードを破る結果となった。
迎えた10周の決勝は、クラブマンシリーズの決勝Aレース後に開催されたが、路面は濡れていてセミウエットのコンディションで実施された。

369号車 平中克幸選手
369号車 平中克幸選手

スタートで大きな順位変動がなかったが、1周目からポールポジションスタートの服部選手と阪口選手が抜きつ抜かれつのバトルを展開。最終的に90度コーナーで阪口選手が服部選手をパスし、その後はトップを死守する。阪口選手の後方は、服部選手と♯34佐々木雅弘選手で、3台がトップ争いを行ない集団を形成して逃げる体勢となった。しかし、佐々木選手はメカニカルトラブルにより惜しくもリタイヤを喫してしまう。中盤からトップ争いの後方でベースアップを果たしたのが♯369平中克幸選手。みるみるうちにトップ集団とのギャップを削り、序盤の6位から5周目には4位、6周目には3位まで順位を上げた。そして、7周目の90度コーナーで阪口選手をパスしてトップを奪取。終盤は2番手の服部選手に背後まで追いつかれるが、それでも逃げ切ることに成功し、見事に初優勝を飾った。2位にはポールポジションスタートの服部選手、3位には6番手から追い上げた♯97近藤翼選手が入った。

369号車 平中克幸選手

リザルト

Rank Driver Car name Total time Gap
1位 平中克幸 GY RACING 86 24'00.024 -
2位 服部 尚貴 OTG DL 86 24'00.535 0.511
3位 近藤 翼 神奈川トヨタ☆DTEC86R 24'03.312 2.777
4位 元嶋 佑弥 GY RACING 86 24'05.680 2.368
5位 吉田 広樹 OTG DL 86 24'10.864 5.184

ドライバ-ピックアップ
今期初参戦のドライバーに注目!

脇阪寿一選手
言わずと知れた日本のトップドライバー。昨シーズンでスーパーGTを引退し、今年は86/BRZ Race、スーパー耐久へ参戦する。

脇阪寿一選手
コンペティションとしてはスーパーGTと一緒

今シーズンのトピックのひとつが脇阪寿一選手の参戦になる。「86/BRZ Raceは面白そうなので注目していました。そのタイミングでネッツ東京さんから話があり、昨年から長い間、調整を重ねて参戦が決まりました。今シーズンはスポットで数戦にエントリーします」と出場理由について語った。
初戦を決勝26位という結果で終えたことについては「パッと乗って結果が出るレースではありませんが、想像よりも厳しい結果でした。ただ、中段グループでの争いでしたが面白かったです。次戦は、もっと上位での争いになるようセットアップも含めて煮詰めて行くつもりです」と今後の意気込みを話してくれた。

脇阪寿一選手
言わずと知れた日本のトップドライバー。昨シーズンでスーパーGTを引退し、今年は86/BRZ Race、スーパー耐久へ参戦する。
小杉諭司選手
ダンロップネクストカップでスカラシップを獲得し、86/BRZ Raceの年間参戦を得た小杉選手。フォーミュラ以外のレースは初めて。

小杉諭司選手
走るごとに慣れてきたので次戦は頑張ります

国内のトップドライバーやベテランドライバーが集結しているプロフェッショナルシリーズ。その中に次世代を担う若手ドライバーがいる。小杉諭司選手は、ダンロップのスカラシップにより86/BRZ Raceの参戦権を得たという。
「すっとカートのレースに参戦していて、4輪レースはフォーミュラルノーとFIA F4を経験しただけです。箱車のレースもラジアルタイヤでのレースも初めてなので覚えることばかりだと思っています。もてぎを走ったこともなかったので、レースウィークを通じてセットアップの積み重ねでした。次戦の岡山も走ったことがないですが、マシンの感覚は分かってきたので、上位に進出したいです」。初走行のサーキットやワンメイク車両という環境ながら決勝19位と非凡な才能を見せていた。

小杉諭司選手
ダンロップネクストカップでスカラシップを獲得し、86/BRZ Raceの年間参戦を得た小杉選手。フォーミュラ以外のレースは初めて。

パドックの楽しみ

パドックの風景
ドライバーを隔てる壁もなく、距離も近いので、サインをもらったり写真を一緒に撮ることができるのも楽しみのひとつ。

トッププロドライバーと間近で触れ合える

白熱した接近戦も見所だが、プロフェッショナルシリーズに参戦している豊富なプロドライバーが揃うパドックもTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceの魅力になる。往年のプロドライバーや、現役トップのドライバー、若手ドライバーなどパドックへ行けば至近距離でお目当てのドライバーに会うことできる。トップカテゴリーのレースよりも和気あいあいとした雰囲気なので、プロドライバーとコミュニケーションを取ることも可能だ。

パドックの風景
ドライバーを隔てる壁もなく、距離も近いので、サインをもらったり写真を一緒に撮ることができるのも楽しみのひとつ。

[MOTOR GAMES TV]
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Rd.1 ツインリンクもてぎ  プロフェッショナルシリーズ

次戦予告

TOYOTA GAZOO Racinf 86/BRZ Race 第2戦
開催予定:2016.4.23 ~ 24
場所:岡山国際サーキット

※プレビューページは2016年4月中旬公開予定です。