- Round6
- TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.6 富士スピードウェイ
プレビュー
約3ヶ月ぶりのレースは激戦必至の富士スピードウェイが舞台
前回のRd.4から、約3ヶ月のインターバルを経て開催されることになったRd.6の富士スピードウェイラウンド。
本来ならば7月2日から3日に掛けて、Rd.5としてオートポリスラウンドが予定されていたが、4月に発生した熊本地震によってサーキットやサーキット内の施設、周辺の道路などが被災した影響によりスケジュールの延期が報じられていた。結果として、今シーズンの開催は難しいとの判断で、第5戦のオートポリスラウンドは10月1日に代替戦として十勝スピードウェイで開催されることになった。
予期せぬインターバルとなってしまったが、開幕戦から約2ヶ月間で4戦という連戦だったためにチームやドライバーにとっては多少の休養になり、クルマのセットアップを煮詰めることやテストに費やす時間が設けられたはずだ。
第6戦の舞台も前戦と同様の富士スピードウェイ。毎戦、富士スピードウェイでは多くのエントラントを集めていて、前戦はクラブマンとプロフェッショナルシリーズの両クラスを合わせて過去最高となる124台がエントリーした。今戦も、同様のエントリー台数が見込まれ激戦必至となるだろう。
プロフェッショナルシリーズ
注目すべきは、前戦でポールトゥウィンにて初優勝を飾った♯97近藤翼選手。装着するヨコハマタイヤが新スペックを導入したことで、苦しい戦いから抜け出すことができた。3ヶ月経過してもタイヤメーカーのパワーバランスが維持されているのか気になるところだ。
また、同じヨコハマタイヤを履く2年連続シリーズチャンピオンの♯1谷口信輝選手の動向からも目が離せない。今シーズンはクルマの不調が続き、苦しいシーズンを送っているが、連覇を狙うにはそろそろ上位を狙いたいところ。このインターバルで戦略を入念に立てていることは間違いないので、どのような予選と決勝になるか注視したい。
その他には前戦で予選6位を獲得した♯88井口卓人選手と、予選15位から一気に5位までジャンプアップを果たした♯87久保凜太郎選手のBRZ勢。クラブマンシリーズでは♯75手塚祐弥選手がBRZで初優勝したので、プロフェッショナルシリーズの優勝も期待される。
クラブマンシリーズ
前戦で初優勝を獲得した手塚選手に加え、2戦連続でポールポジションを獲得している♯62松原亮二選手、優勝こそないが着実にポイントを稼いでいる♯600小野田貴俊選手などが上位争いを繰り広げるはずだ。
どちらのクラスもシリーズチャンピオン獲得に向けては落とせない戦いなので、激戦となることが必死。今戦は、86/BRZ Raceの他のスーパー耐久レースやTOYOTA GAZOO Racing PARKも併催されるので、ぜひ現地にてレースとイベントを楽しんでもらいたい。
また、プロフェッショナルシリーズ決勝の模様を、TOYOTA GAZOO Racing Webサイトでライブ中継する予定である。白熱したバトルを好きな場所で味わってみてはいかがだろうか。
井口卓人選手 攻略ポイント
「スタートから1-2周目のフルブレーキングに注目です。」
富士スピードウェイは、1~3のセクターでそれぞれ異なった走り方が必要になるテクニカルなサーキットです。セクター1と2は高速コーナーが多いのでコーナリングスピードが重視されます。一方で、登りのセクター3ではいかに突っ込み過ぎないブレーキをするかが肝心です。少しでも突っ込みすぎるとベストラインを取ることができず後続にパッシングされる危険性があります。レースでいえば、スタート直後の1コーナーとダンロップコーナーが見所だと思います。1、2周目の両コーナーが最大の注目で、ここでパスできなければ後半は厳しくなるはずです。そのため、次戦は前半戦のフルブレーキングに注視してください」と、富士スピードウェイの攻略法と観戦ポイントについて語ってくれた。
ドライバーを応援しよう!
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!
全戦の模様が、スポーツテレビ局J SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。
- 第6戦富士 放送スケジュール
- 9月26日(月)22:00~22:30(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)
INFORMATION
開催場所 |
サーキット:富士スピードウェイ 住所 〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694 TEL:0550-78-1234 URL:http://www.fsw.tv/ |
---|