Round5
全日本ラリー選手権 第5戦 洞爺
プレビュー
全日本ラリー 第5戦 洞爺 プレビュー

洞爺湖周辺の良質なグラベル路面を疾走する高速ラリー
林道の観戦ステージで爽やかな北海道の自然とラリーの魅力を満喫!

 全日本ラリー選手権全9戦の中間にあたる第5戦「2016 ARK ラリー洞爺 Supported by Sammy」が、7月1日(金)~3日(日)に北海道虻田郡洞爺湖町で開催される。梅雨もなく一年中で最も爽やかな季節、第4戦に続いてグラベル(未舗装)路を舞台に行われるこのラリーは、中高速コーナーを中心とした北海道らしい良質でフラットなグラベル路を走行できることから、選手たちからも高い人気を集めている。

洞爺湖の対岸に堂々とした佇まいを見せる羊蹄山。「世界ジオパーク」にも認定された洞爺湖、有珠山周辺の観光スポットを巡るのも、ラリー観戦の楽しみ方のひとつ。
洞爺湖の対岸に堂々とした佇まいを見せる羊蹄山。「世界ジオパーク」にも認定された洞爺湖、有珠山周辺の観光スポットを巡るのも、ラリー観戦の楽しみ方のひとつ。

 スタート、サービス、フィニッシュは北海道有数の観光地でもある洞爺湖畔にある洞爺湖文化センターで行われる。1日(金)の午後6:00過ぎに、洞爺湖文化センターに隣接する約700mの特設ステージ「NEW VOLCANO(ニュー・ボルケーノ)」を1回のみ走行し、翌2日(土)の午前7:30より本格的な競技がスタートする。3日間で走行するスペシャルステージ(SS)の総距離は64.54km、総ステージ数は15となっている。ラリー洞爺の名物となっている川渡りステージ「SEA TANGLE(シー・タングル)」や、今大会で唯一10kmを超える沢沿いの高速ステージ「LAVENDER LONG(ラベンダー・ロング)」、山の稜線を駆け抜ける「PLUM(プラム)」など、個性豊かな林道ステージが選手たちの挑戦を待ち受ける。そのなかで、今年初めて全日本ラリーで使用する「BARON(バロン)」は、道幅が狭く地盤が柔らかいため、深い轍が掘れるなど路面が荒れることによってラリーの展開に波乱が起きる可能性も。ほかとは違った特徴を持つこのステージをいかに攻略するかが、勝敗を分ける鍵となりそうだ。

洞爺湖の対岸に堂々とした佇まいを見せる羊蹄山。「世界ジオパーク」にも認定された洞爺湖、有珠山周辺の観光スポットを巡るのも、ラリー観戦の楽しみ方のひとつ。
洞爺湖の対岸に堂々とした佇まいを見せる羊蹄山。「世界ジオパーク」にも認定された洞爺湖、有珠山周辺の観光スポットを巡るのも、ラリー観戦の楽しみ方のひとつ。

 ラリーを観戦するには、まずは洞爺湖文化センターへ来場を。洞爺湖文化センターに隣接する特設スペシャルステージ「NEW VOLCANO」では、砂煙をあげてドリフトする大迫力の走行シーンを1日1回観戦できる。時間は、1日(金)が午後6時13分、2日(土)が午後3時56分、3日(日)は午前9時58分から。1日(金)のみ観戦無料で、2日(土)と3日(日)は1日券1,000円(中学生以下無料・JAF会員証の提示で2割引)が必要となる。また、林道の観戦ステージは3カ所に設定され、観戦受付は2日(土)と3日(日)に洞爺湖文化センターで行われる。受付時間や集合場所などの詳細は主催者のWebサイトに掲載される予定だ。林道観戦ステージと特設ステージの両方を観戦できる共通チケットは1日券1,500円、2日通し券が2,000円(中学生以下無料・JAF会員証の提示で2割引)となっている。

  • 第4戦福島から連戦となるグラベルラリーではあるが、ステージの性質はまったく異なる。各チームは洞爺の高速ステージに合わせてサスペンションのセッティングを変更しラリーに挑む。
    第4戦福島から連戦となるグラベルラリーではあるが、ステージの性質はまったく異なる。各チームは洞爺の高速ステージに合わせてサスペンションのセッティングを変更しラリーに挑む。
  • 洞爺湖文化センターの特設会場で行われる観戦ステージ「NEW VOLCANO」はスタートからフィニッシュまで見通せるので、各選手のドライビングテクニックをじっくり観戦できる。
    洞爺湖文化センターの特設会場で行われる観戦ステージ「NEW VOLCANO」はスタートからフィニッシュまで見通せるので、各選手のドライビングテクニックをじっくり観戦できる。
戦い終えた選手たちを出迎えるセレモニアルフィニッシュは3日(日)の午後2時過ぎから、洞爺湖文化センターに隣接するサービスパークで行われる。
戦い終えた選手たちを出迎えるセレモニアルフィニッシュは3日(日)の午後2時過ぎから、洞爺湖文化センターに隣接するサービスパークで行われる。

 洞爺湖文化センターのサービスパークでは、2日(土)、3日(日)ともセレモニアルスタートやラリーカーの整備の様子を間近で見学することができる。隣接するイベントエリアには飲食ブースが並び、ホタテ焼きやソーセージ、北海道名物のザンギ(鳥の唐揚げ)など地元特産品を使ったグルメが堪能できる。なお、一般的には地名に由来することが多いSS名称だが、今大会のSSはSEA TANGLE=昆布、BARON=男爵(いも)など、すべて地元の名産品にちなんで名付けられている。地元北海道の特産品への愛着が感じられるネーミングだ。また、洞爺湖温泉では毎晩花火が打ち上げられるイベントを開催中。周辺に点在する有珠山、昭和新山、羊蹄山などの観光スポット巡りもおすすめだ。

戦い終えた選手たちを出迎えるセレモニアルフィニッシュは3日(日)の午後2時過ぎから、洞爺湖文化センターに隣接するサービスパークで行われる。
戦い終えた選手たちを出迎えるセレモニアルフィニッシュは3日(日)の午後2時過ぎから、洞爺湖文化センターに隣接するサービスパークで行われる。
トヨタ・ヤリスWRCテストカー(2016全日本ラリーRd.4 福島にて)
トヨタ・ヤリスWRCテストカー(2016全日本ラリーRd.4 福島にて)

 洞爺湖文化センターのイベントエリアでは、今回もさまざまな企業によるブース展示やグッズ販売が予定されている。TOYOTA GAZOO RacingブースではトヨタYARIS WRCテストカーを展示するほか、2名のGAZOO Ladyが登場してイベントを盛り上げる。TOYOTA GAZOO Racingブースへのご来場をお待ちしています。

トヨタ・ヤリスWRCテストカー(2016全日本ラリーRd.4 福島にて)
トヨタ・ヤリスWRCテストカー(2016全日本ラリーRd.4 福島にて)

Rally Data

  • [セレモニアルスタート]

    入場無料

    駐車場無料

    日  時 7/2(土)7:53~ 約1時間
    場  所 洞爺湖文化センター サービスパーク(左地図参照)
    観戦料金 無料
    駐車料金 無料

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • [特設ギャラリーステージ(NEW VOLCANO)]

    観戦料1,000円(中学生以下無料・JAF会員証の提示で2割引・7/1(金)は無料)

    駐車無料

    日  時 7/1(金)18:13~
    7/2(土)15:56~
    7/3(日)9:58~
    受  付 洞爺湖文化センター
    観戦料金 1,000円(中学生以下無料・JAF会員証の提示で2割引))
    7/1(金)は無料

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • [林道ギャラリーステージ]

    観戦料1,500円~(中学生以下無料・JAF会員証の提示で2割引)

    駐車場無料

    受付場所 洞爺湖文化センター
    受付時間 主催者Webサイトに掲載予定
    日  時 LAVENDER LONG 7/2(土)8:51~、13:24~
    AZALEA 7/2(土)10:07~、14:40~
    SEA TANGLE 7/3(日)8:24~、12:58~
    観戦料金 1日券1,500円、2日通し券2,000円
    (中学生以下無料・JAF会員証の提示で2割引)
    駐車料金 無料
    (観戦場所まで自車で移動となります。未舗装路を走行しますので、車高の低い車やエアロパーツ装着車は通行できない場合があります)

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • [イベントエリア]

    入場無料

    駐車場無料

    日  時 7/2(土)9:00~18:00
    7/3(日)9:00~14:00
    場  所 洞爺湖文化センター イベントエリア
    入場料金 無料
    駐車料金 無料

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • [セレモニアルフィニッシュ]

    入場無料

    駐車場無料

    日  時 7/3(日)14:14~ 約1時間
    場  所 洞爺湖文化センター サービスパーク
    入場料金 無料
    駐車料金 無料

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • 洞爺湖文化センター
    セレモニアルスタート、特設ギャラリーステージ(NEW VOLCANO)、ギャラリーステージ受付、イベントエリア、セレモニアルフィニッシュ