Round8
全日本ラリー選手権 第8戦 高山
プレビュー
全日本ラリー選手権 第8戦 高山 プレビュー

秋の風情香る飛騨高山を舞台とした伝統の一戦
色づき始めの紅葉とともにラリー観戦を

「周辺の山々はちょうど紅葉が色づき始める時期。大会公式サイトでは、リエゾン(タイムアタックとタイムアタックの間の移動区間)の観戦に便利な通過予定時刻マップを公開している。」
周辺の山々はちょうど紅葉が色づき始める時期。大会公式サイトでは、リエゾン(タイムアタックとタイムアタックの間の移動区間)の観戦に便利な通過予定時刻マップを公開している。

 全日本ラリー選手権第8戦は、10月14日(金)~16日(日)にかけて岐阜県高山市で開催される。今年で44回目を数える「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」は、全日本ラリー選手権で最も長い歴史を誇っている。過去には過酷なグラベル(未舗装路)コースで争われ、完走することが難しい「カーブレイクラリー(文字通りクルマが壊れるほど厳しいラリー)」の異名とっていたが、2008年からはターマック(舗装路)の林道に舞台を移して開催されている。1本1本のスペシャルステージ(SS・タイムアタック区間でありタイムが計測されるコース)は6~10kmと比較的短いため、タイム差が付きにくく、小さなミスも許されない、秒差の争いが繰り広げられる。

「周辺の山々はちょうど紅葉が色づき始める時期。大会公式サイトでは、リエゾン(タイムアタックとタイムアタックの間の移動区間)の観戦に便利な通過予定時刻マップを公開している。」
周辺の山々はちょうど紅葉が色づき始める時期。大会公式サイトでは、リエゾン(タイムアタックとタイムアタックの間の移動区間)の観戦に便利な通過予定時刻マップを公開している。
「日中、陽が射せば暖かい飛騨高山地方だが朝晩は冷え込むことが予想される。観戦の際は寒暖の差に対応しやすい服装のご準備もお忘れなく。」
日中、陽が射せば暖かい飛騨高山地方だが朝晩は冷え込むことが予想される。観戦の際は寒暖の差に対応しやすい服装のご準備もお忘れなく。

 今大会には、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムでトレーニング中の勝田貴元選手と新井大輝選手が第6戦の嬬恋以来の参戦。勝田はスバルWRX STIでJN6クラスに、新井はシトロエンDS3 R3-MAXでJN5クラスにエントリーしている。さらに、前回第7戦に続き、SUPER GTドライバーのヘイキ・コバライネン選手もGT86 CS-R3でJN5クラスに出場する。彼らがどんな走りを見せるのかにも注目が集まる。

「日中、陽が射せば暖かい飛騨高山地方だが朝晩は冷え込むことが予想される。観戦の際は寒暖の差に対応しやすい服装のご準備もお忘れなく。」
日中、陽が射せば暖かい飛騨高山地方だが朝晩は冷え込むことが予想される。観戦の際は寒暖の差に対応しやすい服装のご準備もお忘れなく。
TOYOTA GAZOO Racing ドライバー情報
CHALLENGE Program /新井大輝勝田貴元
SUPER GT/ヘイキ・コバライネン
「ハイランドマスターズの林道コースはいずれも中低速コーナーが連続するテクニカルな林道コース。僅差の戦いを制し年間チャンピオンの栄誉を手にするのは誰か。」
ハイランドマスターズの林道コースはいずれも中低速コーナーが連続するテクニカルな林道コース。僅差の戦いを制し年間チャンピオンの栄誉を手にするのは誰か。

 舞台となる林道は昨年とほぼ同じ構成だが、その大半は昨年とは逆方向に走行する設定となっている。どのステージも中~低速のコーナーが連続するテクニカルコースとなっており、比較的短いステージを繰り返し走行する僅差の争いとなることから、僅かなミスが結果に大きく影響し、高い集中力が要求される。また、いかにタイヤの磨耗を抑えながら速いペースで走り切るか、といったタイヤマネージメントも勝敗を左右する要素となってくるだろう。今年の全日本ラリー選手権も終盤を迎え、今大会を含め2戦を残すのみ。年間チャンピオンを争う上で負けられない一戦となる。

「ハイランドマスターズの林道コースはいずれも中低速コーナーが連続するテクニカルな林道コース。僅差の戦いを制し年間チャンピオンの栄誉を手にするのは誰か。」
ハイランドマスターズの林道コースはいずれも中低速コーナーが連続するテクニカルな林道コース。僅差の戦いを制し年間チャンピオンの栄誉を手にするのは誰か。

 ラリーのスタート、サービス、フィニッシュは、高山市のモンデウス飛騨位山スキー場の駐車場で行われるが、観戦の中心となるのは、モンデウスからクルマで20分ほど離れた場所にある「ひだ舟山スノーリゾート・アルコピア」。セレモニアルスタートや観戦コース、企業ブースが立ち並ぶラリーパークもこちらで開催されるので、ラリーを観戦するならアルコピアへの来場がおすすめ。セレモニアルスタートは15日(土)の10:20から。観戦コースは15日(土)と16日(日)に、各日2回ずつ走行する。砂利が敷き詰められた駐車場の特設コースを、砂煙を上げながら迫力たっぷりにタイムアタックする様子を、眼下に見ることができる。

  • アルコピアの砂利駐車場に設定される観戦コースは、砂煙が立ちのぼり迫力満点。15日(土)と16日(日)にそれぞれ2回ずつ観戦できる。
    アルコピアの砂利駐車場に設定される観戦コースは、砂煙が立ちのぼり迫力満点。15日(土)と16日(日)にそれぞれ2回ずつ観戦できる。
  • アルコピアでは、セレモニアルスタート、観戦コース、各種出展ブースが楽しめるラリーパークが催される。
    アルコピアでは、セレモニアルスタート、観戦コース、各種出展ブースが楽しめるラリーパークが催される。
TGR Vitz GRMN Turbo などモータースポーツ車両を展示予定(2016全日本ラリーRd.7 北海道にて)
TGR Vitz GRMN Turbo などモータースポーツ車両を展示予定(2016全日本ラリーRd.7 北海道にて)

 この季節、飛騨高山では紅葉が色づき始めており、高山市では紅葉のライトアップを実施している。市内中心部や郊外部には紅葉の名所がいくつもあるので、ラリー観戦以外に紅葉狩りを楽しむこともできそうだ。飛騨牛や朴葉みそなどのご当地グルメも合わせて楽しみたい。
 ひだ舟山スノーリゾート・アルコピアのラリーパークでは、様々な企業によるブース展示やグッズ販売のほか、オークションも開催される。また、会場内の自然休養村センターでは、ドリンクや軽食など地元の特産品を味わえる。TOYOTA GAZOO Racingブースでは2名のGAZOO Ladyが登場し、ラリー仕様のVitz GRMN TurboやG’s Vitzの展示などでラリーを盛り上げる。来場の際はTOYOTA GAZOO Racingブースにもぜひ足を運んでほしい。

TGR Vitz GRMN Turbo などモータースポーツ車両を展示予定(2016全日本ラリーRd.7 北海道にて)
TGR Vitz GRMN Turbo などモータースポーツ車両を展示予定(2016全日本ラリーRd.7 北海道にて)

Rally Data

  • [ひだ舟山スノーリゾート アルコピア]

    入場料金(2日間有効):2,000円 駐車料金含む

    ■入場受付
    入場時間 10/15(土)8:00~、10/16(日)8:00~
    受  付 ひだ舟山スノーリゾート アルコピア
    駐車場入口(左地図参照)
    入場料金 2,000円(2日間有効。プログラム、
    大会記念ステッカー付き。中学生以下無料)
    駐車料金 入場料金に含む
    ■セレモニアルスタート
    日  時 10/15(土)10:20~(約1時間)
    ■観戦コース
    日  時 10/15(土)12:17~、15:42~(各約1時間)
    10/16(日)10:09~、13:46~(各約1時間)
    ■ラリーパーク
    日  時 10/15(土)10:00~17:00
    10/16(日)9:00~15:00

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • [モンデウス飛騨位山スキー場]

    駐車無料

    観戦無料

    ■サービスパーク
    日  時 10/15(土)12:32~、16:07~
    10/16(日)7:40~、10:34~、14:21~
    場  所 モンデウス飛騨位山スキー場(左地図参照)
    観戦料金 無料
    駐車料金 無料
    ■セレモニアルフィニッシュ
    日  時 10/16(日)14:40~(約1時間)
    観戦料金 無料
    駐車料金 無料

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • ひだ舟山スノーリゾート アルコピア
    入場受付、セレモニアルスタート、観戦コース、ラリーパーク
  • モンデウス飛騨位山スキー
    サービスパーク、セレモニアルフィニッシュ