Round3
2017 全日本ラリー選手権 第3戦 久万高原
プレビュー
全日本ラリー選手権 第3戦 久万高原 プレビュー

シリーズの中でも標高が高く、距離の長いタフなターマック(舗装路)ラリー
サービスパークとイベント会場が1ヵ所に凝縮した観戦しやすさも魅力!!

 2017年全日本ラリー選手権の第3戦「久万高原ラリー Supported by Sammy」が、4月29日(土)~30日(日)にかけて愛媛県上浮穴郡久万高原町で開催される。ラリーは29日(土)の朝9:00に久万高原町役場前で行われるセレモニアルスタートで幕を開け、2日間をかけて8本のスペシャルステージ(SS・タイムアタック区間でありタイムが計測されるコース)を走行。30日(日)13:40頃に、美川スポーツランド(旧美川スキー場)でフィニッシュを迎える。

2016シーズン、第2戦として開催された久万高原ラリーでは、ライバルが次々とトラブルにより脱落するなかTGR Vitz GRMN Turboが走り切ってJN5クラス優勝を獲得した。
2016シーズン、第2戦として開催された久万高原ラリーでは、ライバルが次々とトラブルにより脱落するなかTGR Vitz GRMN Turboが走り切ってJN5クラス優勝を獲得した。

 本戦のスペシャルステージ総距離は105.76km。100kmを超えていることにより、獲得できるポイントは通常のターマックラリーの1.2倍(通常は20ポイント、本ラウンドは24ポイント)となるため、チャンピオンを狙う選手にとっては序盤の重要な一戦となる。TOYOTA GAZOO Racing 大倉 聡/豊田耕司組はTGR Vitz CVTでJN3クラスに参戦。昨年はTGR Vitz GRMN TurboでJN5クラス優勝している相性のいいラリーだ。

2016シーズン、第2戦として開催された久万高原ラリーでは、ライバルが次々とトラブルにより脱落するなかTGR Vitz GRMN Turboが走り切ってJN5クラス優勝を獲得した。
2016シーズン、第2戦として開催された久万高原ラリーでは、ライバルが次々とトラブルにより脱落するなかTGR Vitz GRMN Turboが走り切ってJN5クラス優勝を獲得した。
本ラウンド2日目に選手たちがチャレンジするのが、今大会最長距離を誇るスペシャルステージ「美川」。道幅1.5車線ほどの狭く曲がりくねった林道が延々と23.39km続き、一瞬たりとも気を抜けない。
本ラウンド2日目に選手たちがチャレンジするのが、今大会最長距離を誇るスペシャルステージ「美川」。道幅1.5車線ほどの狭く曲がりくねった林道が延々と23.39km続き、一瞬たりとも気を抜けない。

 標高約1,100mの美川スポーツランドを中心としたこのラリーは、最高到達点が約1,500mと全日本ラリー選手権の中でも高地で争われる大会のひとつ。高い標高の空気の薄さがエンジンパワーを低下させるだけでなく、高低差があることからブレーキやタイヤへの負担も大きい。また、スペシャルステージ1本あたりの走行距離が長いのも特徴。車両の信頼性はもちろん、タイヤとブレーキの消耗を抑えるドライビングテクニックと集中を持続する精神力が求められるラリーだ。この難しい一戦で、TOYOTA GAZOO RacingとTGR Vitz CVTがどのような戦いぶりを見せるかに注目してほしい。

本ラウンド2日目に選手たちがチャレンジするのが、今大会最長距離を誇るスペシャルステージ「美川」。道幅1.5車線ほどの狭く曲がりくねった林道が延々と23.39km続き、一瞬たりとも気を抜けない。
本ラウンド2日目に選手たちがチャレンジするのが、今大会最長距離を誇るスペシャルステージ「美川」。道幅1.5車線ほどの狭く曲がりくねった林道が延々と23.39km続き、一瞬たりとも気を抜けない。
ラリーカーの整備を行うサービスパークを見にいこう!!

ラリーカーの整備を行う
サービスパークを見にいこう!!

TOYOTA GAZOO Racing社員メカニックによる整備作業を間近で見学できます。
見学する際はサービスパーク内を走行する車両に十分お気をつけください。

4/29(土)11:06~11:36(30分間)
4/29(土)14:22~15:07(45分間)
4/30(日)7:40~8:00(20分間)
4/30(日)10:23~10:53(30分間)
4/30(日)13:26~13:36(10分間)

※先頭号車の予定時間です。時間は変更となる可能性があります。
※サービスパークへはイベント広場と共通の入場料が必要となります。詳しくは下記Rally Dataをご覧ください。

ラリーカーの整備を行うサービスパークを見にいこう!!

豊かな自然に出会える高原の町「久万高原」
ラリー開催エリアの周辺には景勝地やドライブコースも

四国カルストの北方に位置する、四国百名山のひとつにも選定されている大川嶺からの眺望。稜線を縦走するコースは観戦コースではないが、全日本ラリー選手権の名物スペシャルステージとなっている。
四国カルストの北方に位置する、四国百名山のひとつにも選定されている大川嶺からの眺望。稜線を縦走するコースは観戦コースではないが、全日本ラリー選手権の名物スペシャルステージとなっている。※画像は昨年の模様

 松山市街からラリー会場となる美川スポーツランドまではクルマで約90分。入場料は29日(土)、30日(日)の2日間通しでひとり2,000円(高校生以下無料)となっている。ひとたび入場すれば、サービスパークの見学や観戦コース(ギャラリーステージ)からイベント広場まで、ラリーをたっぷりと堪能できる。両日ともイベント広場の企業ブースではグッズ販売や展示が行われるほか、地元飲食店の出店も予定されている。1日目の観戦コースは、スペシャルステージフィニッシュ手前の鋭角ターンが観戦エリア。目の前で披露される華麗なターンのテクニックを満喫できる。一方、2日目にはグラベル(未舗装路)の特設コースが設定され、砂煙を巻き上げドリフトする迫力のコーナリングを見ることができる。いずれもサービスパークから観戦エリアまで徒歩で移動することができ、小さなお子さんがいる家族連れでもスペシャルステージを観戦することができる。また、イベント広場のTOYOTA GAZOO Racingブースでは、ヤリス WRCレプリカやVitz TGR Conceptを展示するので、ぜひご来場を。

四国カルストの北方に位置する、四国百名山のひとつにも選定されている大川嶺からの眺望。稜線を縦走するコースは観戦コースではないが、全日本ラリー選手権の名物スペシャルステージとなっている。
四国カルストの北方に位置する、四国百名山のひとつにも選定されている大川嶺からの眺望。稜線を縦走するコースは観戦コースではないが、全日本ラリー選手権の名物スペシャルステージとなっている。※画像は昨年の模様
ラリー2日目となる30日(日)のセレモニアルスタートは、美川スポーツランドで朝8時から。朝早くから大勢の熱心なファンが集まり、スタートするラリーカーに声援を送る。
ラリー2日目となる30日(日)のセレモニアルスタートは、美川スポーツランドで朝8時から。朝早くから大勢の熱心なファンが集まり、スタートするラリーカーに声援を送る。

 スペシャルステージの名前にもなっている「大川嶺」は、久万高原を代表する景勝地。春の新緑に彩られた美しい高原をラリーカーが走行する。国指定の特別天然記念物「八釜の甌穴(おうけつ)」は、黒川の川床に見られる浸食によってできた大小様々な釜状の甌穴だ。石鎚山の南麓に位置する「面河渓」では、奇岩や渓流などの景観を楽しむことができる。

ラリー2日目となる30日(日)のセレモニアルスタートは、美川スポーツランドで朝8時から。朝早くから大勢の熱心なファンが集まり、スタートするラリーカーに声援を送る。
ラリー2日目となる30日(日)のセレモニアルスタートは、美川スポーツランドで朝8時から。朝早くから大勢の熱心なファンが集まり、スタートするラリーカーに声援を送る。

Rally Data

  • [美川スポーツランド]

    駐車無料

    入場料:2,000円(高校生以下無料)

    ■イベント広場、サービスパーク
    入場時間 4/29(土)7:00~16:00
    4/30(日)7:00~14:00
    入 場 料 2,000円(高校生以下無料)

    ※プログラム、ステッカー、ポスター、入場証(クレデンシャル)付き。高校生以下は入場証(クレデンシャル)のみ

    駐車料金 無料
    ■観戦コース

    詳細は大会公式サイトへ>>

    ■セレモニアルスタート(2日目)
    日  時 4/30(日)8:00~(約1時間)
    ■セレモニアルフィニッシュ
    日  時 4/30(日)13:40~(約1時間)

    ※セレモニアルスタート(4/29(土) 1日目)9:00~(約1時間)は久万高原町役場にて

    詳細は大会公式サイトへ>>

    ※暫定情報です。時間は変更となる可能性があります。

  • 美川スポーツランド
    ○イベント広場、サービスパーク、観戦コース、セレモニアルスタート(2日目)、セレモニアルフィニッシュ