Round4
Netz Cup Vitz Race 2017 関西シリーズ
第4戦 鈴鹿サーキット レポート

シリーズ全勝を目指す#1峯選手が予選1位を獲得するも台風で中止に

 10月21日(土)~22日(日)、「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race」の関西シリーズ第4戦が、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催された。最終戦にふさわしく、エントリー台数は今シーズン最多の71台。2名のタイ人ドライバーの参戦もあり、パドックは大きな盛り上がりを見せた。

今回はスーパーフォーミュラと併催のため、土曜日に公式予選とコンソレーションレース、日曜日に決勝レースが行なわれるスケジュール。チャンピオンは#1峯選手で決定済みだが、ランキング2位以下をめぐる争いは白熱しており、消化レースの雰囲気は微塵も感じられない。しかし、そんな熱気に文字通り水を差したのが日本列島に近づく台風21号と、それに起因する大雨だった。

ヘビーウェットのなか#1峯選手が1番時計。
前戦2位の#201黒田選手が2位で続く

 エントリー台数が多いため、予選は2組に分かれて行われた。天候は大型の台風が接近しており雨。コースもヘビーウェットという難しい状況だ。Aグループでいち早くアタックしたのは#1峯選手。計測が始まって2周目に2分58秒539をマーク。2位の#456廣島選手に約0.5秒の差をつけ、トップに立つ。#456廣島選手はその後のアタックで0.2秒差まで詰め寄るも、#1峯選手を上まわれず。3位は3分1秒台の#22森口選手で、トップ2台が圧倒的な速さを見せつけた。

Bグループは前戦2位の#201黒田保男選手が2周目に3分切りを達成、その後2分59秒179までタイムアップし、Bグループの1位を奪取した。2位は2分59秒543の#38市川選手、3位は2分59秒940の#55岩瀬選手。予選1位のタイムが早い方の組がポールポジション側に並ぶため、決勝のグリッドは#1峯選手を先頭に、#201黒田、#456廣島、#38市川、#22森口、#55岩瀬選手と並ぶ。

 午後からは予選を通過できなかった選手によるコンソレーションレース(4周)が行われた。出走したのは21台。雨が強まる中、1周目でジャンプアップしたのは、3番グリッドの#666小川選手と4番グリッドの#291村嶋選手。2台並んで先頭に躍り出ると後続グループを引き離していく。そのまま#666小川選手、#291村嶋選手の順でチェッカー。しかし、レース後に1位の#666小川選手と3位の#219上杉選手にスタート手順違反のペナルティが与えられ、優勝は#291村嶋選手の手に。2位は#176原田選手、3位は#999谷本選手となった。

決勝レースは残念ながら台風の影響で中止。
戦いの続きはグランドファイナルで

 コンソレーションレース終了後、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceのプロフェッショナルシリーズの予選や、クラブマンシリーズの決勝Bレースなど併催レースのプログラムが行われたが、雨は強くなる一方。日曜日には台風の上陸が確実な状況となり、すべてのレースが中止になることが鈴鹿サーキットおよび、日本レースプロモーションから発表された。誰もが開催を望んでいたのが本音だが、レースの安全性や観客の安全が確保できない以上、決定はやむを得ないだろう。

 ポールポジションを獲得した#1峯選手にとって全戦優勝がかかった最終戦。それだけに心中おだやかではないだろうが、来シーズンも素晴らしい走りで記録達成にチャレンジしてくれることを期待したい。また、#1峯選手の5年連続チャンピオンを阻止する、新たな挑戦者の台頭も楽しみなところだ。そして、12月9日(土)~10日(日)には富士スピードウェイでグランドファイナル(特別戦)が開催される。今回のエントラントを含む主だった選手が出場することが予想されるので、年に一度の特別戦から目が離せない。

Pickup Driver
チーム名 / TOYOTA MOTOR SPORTS THAILAND
車名 / TMS THAILAND Vitz

#122 Supong Khamtonwong 選手
#222 Teravate Pukpiboon 選手

 今回はタイのモータースポーツシーンで活躍する2名がエントリー。9歳からカートを始め、3年前からツーリングカーのレースに移行した#222 Teravate Pukpiboon選手と、アルティスやヴィオスのワンメイクレースで活躍し、2度チャンピオンを獲得している#122 Supong Khamtonwong選手だ。「世界的に有名な鈴鹿サーキットでレースに参加できうれしいです。日本のドライバーはヨーロッパと比べても遜色ないほど上手なので、スキルを吸収しつつ自分自身のレベルを高め、いずれはSUPER GTやWECに参戦したいと思っています」と#222 Teravate Pukpiboon選手。
 そして#122 Supong Khamtonwong選手は、「タイのサーキットとはコースの特性が違い、何もかもがいい勉強ですね。日本のドライバーはウエット路面に強く、またメカニックの作業やセッティングも非常に緻密で驚きました」とコメントしてくれた。

RESULT関西シリーズ第4戦リザルト(TOP3)

順位 No. Driver Team / car Total Best
1 1 峯 幸弘 犬印・NヤサカADS/ファクターVitz 22'19.618 2'46.714
2 201 黒田 保男 N名古屋FTD部NUTEC制動屋Vitz 22'20.308 2'46.622
3 887 今井 孝 ネッツ中京エリア86小牧Vitz 22'28.502 2'47.125

Race DataNetz Cup Vitz Race 関西シリーズ 第4戦 鈴鹿サーキット

  • 開催日

    2017年10月21日(土)・22日(日)

  • サーキット

    鈴鹿サーキット(三重県)

  • 天候

  • 参加台数

    71台

特別賞関西シリーズ第4戦特別賞

特別賞 No. Driver
グッドイヤー賞 70 今井 恵二
ウェルカム賞 117 森川 直哉
124 山本 敦
219 上杉 祥之
221 東 真一郎
222 Teravate Pukpiboon
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 81 石野 由夏

"Vitz RS Racing"との、Vitz Race 以外の素敵な付き合い方を語ってくれた選手に授与
ネッツ・アナザー・ストーリー賞 #81 石野由夏選手

VitzRaceを始めて沢山の仲間や友達が出来ました。
その中でもモータースポーツが好きな女性が集まる"モタスポ女子部"の仲間と出会えた事で、モータースポーツが好きな女性がこんなにいるという事と、一緒に楽しめる人が増えました。今まではドライバーの友達しかいなかったので、色々な目線を知る事ができ、さらに楽しくなりました。
普段はあまり乗れないけど、ヴィッツに乗ってその子達を迎えに行くと喜んでもらるので嬉しいです。

[MOTOR GAMES TV]
Netz Cup Vitz Race 2017 関西シリーズ Rd.4 鈴鹿サーキット