10月22日(月)、宮城県のスポーツランドSUGOにおいて、“GAZOO Racing ワクドキ もっと サーキットを走ろう”が開催された。“もっと”という言葉がつけられた今回のイベント。位置づけとしては、通常の“ワクドキ サーキットを走ろう”に参加された方が、“もっと”上達したいと思われた時に、うってつけの内容である。
何が“もっと”なのか?まずはレクチャーが“もっと”である。講師には、関谷正徳氏、山路慎一氏、そしてSUGOでお馴染みの佐藤晋也氏をお迎えしたが、関谷先生の講義は、いつもの“サーキットを走ろう”よりも本格的である。コーナリング時の、ブレーキ、アクセル、ステアリングの操作方法を、グラフを交えてわかりやすく説明。これだけでも“もっと”の雰囲気満載である。
さて、頭でわかったら、いざ実践!これがそう簡単にはいかないわけだが、それはともかく、ここでの“もっと”は、初心者の方と経験者の方で、グループ分けされていること。自分と同じくらいのレベルの皆様と一緒に走ることにより、“もっと”安心して走行していただけるわけである。
走行の際は、講師の皆さんが、参加者の走りを1台1台見ながら、的確にアドバイスをしてくれる。うまく走れるとほめてもらえることもしばしばで、関谷先生から「うちのチーム(レクサス チーム ペトロナス トムス)にほしいね~」と言われた方も。とても励みになったはずである。
そして、最後の“もっと”は、いつもの先導走行に加えて、フリー走行があること。とは言っても無理は禁物。あくまでも自分のペースで無理をしないことが、サーキット走行を楽しむための重要なポイント。皆さん、フリー走行はいかがでしたか?
そして、“もっと”でも“サーキットを走ろう”恒例の、プロドライバーの運転車両への同乗体験(サーキットタクシー)があり、まさにフルコース。これを体験された後のお客様の笑顔はいつものとおり。
山路氏からは、最後に「サーキット走行を経験したことによって生まれた運転の余裕を、日常の運転で、周囲への気配りに繋げてほしい」とのメッセージがあった。走行の腕が上達するほど、“もっと”優しい運転を心掛けていただきたい。