ラルフ・シューマッハー インタビュー
もちろんフルコンストラクターであることは重要な鍵になってくるでしょうね。F1に参加し、そして短期間でF1で成功するためには、すべての作業がひとつ屋根の下で行われるというのはやり方として完璧でしょう。スタッフ全員がお互いのすぐ近くで仕事する、というのは最高のやり方なのです。
もちろんチームの4人のドライバーの中では、これまでのところ私が一番ポイントを稼いで成功しているわけですが、願わくはシーズンの最初からうまくいって、表彰台にも1度といわず何度か上がれたらいいですね。そうなれば最高です。
ヤルノがとても強いドライバーだというのは外から見ていただけでもわかりました。かつてのチームメートにも優るとも劣らないくらいでしたから。ですから、かなりタフな競争になると思います。でももちろん今の段階で一番重要なのは、チームとして団結して仕事をし、クルマを開発し、このプロジェクトを前進させることです。こうした仕事をするには、ヤルノが最高のチームメートだと思います。
オリヴィエとリカルドがいるのはとてもありがたいですよ。ヤルノも私もトヨタでは完全な新参者ですから。2人はチーム内の事情もよくわかっていますし、クルマについてもよく知っています。ここまでクルマを開発したのも彼らですからね。つまり2人には豊富な経験があるわけで、それがヤルノと私にはとても助けになるのです。頼りにできるドライバーがいるのは私ら2人にとってとても重要なことです。彼らには速さもあるし、一緒に仕事をするには最高の仲間です。