2006年1月14日 ヴァレンシエンヌ、フランス
ラルフ・シューマッハ・インタビュー

「全般的に言えば昨年のスタートはちょっと難しかったと思う。新しいチームで新しいクルマ、とにかくすべてが新しかったからね。でもほとんどのレースでフィニッシュできて、ポイントも稼ぐことができた。これはいいことだったね」

「もちろん昨年は5回の表彰台と(2回の)ポールポジションを獲得したわけだから、今年は初優勝も可能だろう」

「ここまでのテストはとてもうまくいっている。11月と12月のテストは新エンジンの信頼性や新しいギアボックス、リアエンドのテストがメインだった。われわれの場合はどれもうまくいったし、また、新しいタイヤのテストも行った。かなりの走行距離を重ねることもできたしね」

「(エンジンについては)ほとんど同じような感じだね。馬力に関しても――私がF1にデビューした1996年頃と比較してほとんど同じだし、ドライビングスタイルに関しても同じだ」

「このチームの強みは人材であることは間違いない。ファクトリーでもサーキットでもそうだ。ファクトリーにあれだけの人材がそろっているからこそ、かなり短時間でクルマを制作できるし、だからこそTF106を11月に完成させてすぐにテストすることもできたわけだ。またシーズンが始まれば、可能な限り短時間で開発を進めていくことができるだろう」