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ヤルノ・トゥルーリからの“メリー・クリスマス”2004.12.09
パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバー、ヤルノ・トゥルーリが、クリスマス休暇の過ごし方、そして、彼にとって素晴らしいクリスマスプレゼントとなるであろう、競争力ある新型車“TF105”について語った。
長いレースシーズンと、冬季テストのあとは、クリスマスから来年1月最初のテストか新車発表会まで、基本的に自由だ。僕のオフは、多分トータルで2週間くらいだろう。
休暇の時間には限りがあるし、授賞式に出ている時間はあまり取れない。正直なところ、私は自宅で家族と一緒に過ごしたい。
今年は、12月23日頃に家族の待つイタリア・ペスカラにある自宅へと戻る。そこで4,5日過ごす予定だ。そして大晦日から、妻や数人の友人とともにスイスにスキーをしに行こうと思っている。
クリスマスには、何もしないことが一番だと思う。F1ドライバーにとって、クリスマス休暇は家で本当にリラックスできる、年に一度のチャンスだからね。家族や友人達と家で楽しもうと思っている。一番燃えるのはみんなでカードをするときかな。
サーキットにいるときは、自分がやるべきことに完全に集中している。唯一知りたいのは、何か自分に関わる問題が起こっているのか、あるいは上手くいっているかということだ。しかし、家に帰ったときは、全て切り替えることが出来るよ。
クリスマス当日は、多分家族と共にゆったりと過ごしていると思う。思い出せる限り、だいたいいつも同じようなクリスマスを過ごしている。
イタリアでは、クリスマスイブは、たくさんの色々な食べ物と共に、大いに盛り上がる。その後はたいがい夜中に教会へ行く。クリスマス当日はまた違ったメニューで、チキンスープと、詰め物をした七面鳥などが用意される。あまり酒は飲まない。ワインを少しは飲むが、あまり多くは飲まない。
年に1度、このときだけは好きに食べるようにしている。問題は、あまりに多くの食べ物があることだ。年間通じて、いつもはそれほど多く食べることはないが、クリスマスだけは特別に自分を許している。
クリスマスの後、スイスへ行くつもりだが、そこでのメインのトレーニングとして、クロスカントリースキーをするつもりだ。山でのトレーニングは本当に楽しい。ランニングも行うが、クロスカントリースキーとジムでのトレーニングが主になるだろう。それで2005年シーズンへの準備は完了だ。
私も妻のバーバラも、4月末-サンマリノGPの頃-に生まれる予定の息子を本当に楽しみにしている。このニュースは本当に嬉しいし、自分にとって良い励みになる。だから、騒がしくなっても全然気にしないよ!来年のクリスマスは、にぎやかになるだろうけど、より幸せになると思う。とても楽しみにしている。私はこれからも、クリスマスにはペスカラの実家に戻ると思う。これからもずっと、イタリアへ戻って、父や母と過ごすつもりだ。
私はプレゼントを貰うのがあまり好きではないので、私の家族は私のためのプレゼントを探すことが大変らしい。特に欲しいものは思いつかないが、時々、必要な物があるときは、それを、それとなく頼むこともある。クリスマスプレゼントが、2005年シーズンのための速いクルマだったら、本当に気に入るだろうね。