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第10戦フランスGPにオリビエ・パニスがサードカードライバーとして参加2005.05.20
モナコGPの伝統に則って、レースウィーク中の休日となった5月20日(金)、パナソニック・トヨタ・レーシングは、サード・ドライバーであるオリビエ・パニスが、7月に行われる第10戦フランスGPの週末にサーキットに復帰すると発表した。
2004年の日本GPを最後に現役のレースドライバーから引退したオリビエ・パニスは、新たに改訂された競技規則により、7月1日(金)に、マニ・クール・サーキットで行われるフランスGPの公式練習に、リカルド・ゾンタに代わりサードカーのドライバーとして参加する。
TMG社長のジョン・ハウエットは、「今シーズンの始めには、オリビエ・パニスは競技規則によって、金曜日に3台目のTF105をドライブ出来る資格は無かった。しかし、競技規則が改訂されたことで、我々は、オリビエ・パニスに、ホームレースであるフランスGPで、サードカーをドライブして貰う良いチャンスだと考えた。速く、技術的にも優れたオリビエ・パニスの評価は高く、我々の今シーズンの成功にも大いに貢献している。一方、リカルド・ゾンタは今年、レースとテストで多忙なスケジュールをこなしており、今回の決断は間違っていないと信じている。そして、次週に迫るイギリスGPへ向かう前に、良い休暇となるだろう」と語った。
パナソニック・トヨタ・レーシング・サードドライバー オリビエ・パニスは、「マニ・クールで、“TF105”のコクピットに戻るのを本当に楽しみにしている。1994年に初めてマニ・クールを走って以来、私には10年以上の経験がある。その経験を、フランスGPで、パナソニック・トヨタ・レーシングのために活かせることを期待している。フランス人ドライバー不在でフランスGPが行われることは非常に残念なことだと思っていた。従って、チームに貢献するとともに、観客やフランスのTV、メディアなどにいくばくかの恩返しをしたい。誰もが楽しめ、チームにとって実りが多く、そして、自分自身も楽しみたい」と語った。
オリビエ・パニスは、10年以上に渡るF1レースドライバーとしてのキャリアの中で、158戦を戦い、パナソニック・トヨタ・レーシングと共に33レースを戦った後、2004年の日本GPを最後に、正式にレースドライバーから引退することを発表した。しかし、新たに2年間、リカルド・ゾンタと共にチームのためのテストドライバー契約にサインした。