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パナソニック・トヨタ・レーシングがインテルとのスポンサー契約を延長2006.01.14

トヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)は1月14日(土)、フランス・バランシエンヌのToyota Motor Manufacturing France S.A.S(TMMF)のヤリス(日本名ヴィッツ)生産工場で報道向け発表会を行い、 同時に、インテルとのスポンサー契約を継続し、その協力体制を強化することを発表した。

インテルは2004年1月からパナソニック・トヨタ・レーシングの公式パートナーとして、チームのF1カー開発に おいて不可欠な存在であったが、2006年からは、より望ましい技術スポンサーとして、関係を継続することになった。この協力体制の拡大は、インテルが“Itanium2”プロセッサと“Centrino”モバイルテクノロジーを基盤と した、高速かつ低コストな企業内及びモバイルでのシステムをチームに提供することで実現される。

このパートナーシップの拡大は、新しいインテルの企業ロゴが、パナソニック・トヨタ・レーシングの“TF106” 及び、その進化型となる“TF106B”のリアウィングとノーズコーンに貼られることで明らかになる。

協力体制がちょうど2年前に始まって以来、パナソニック・トヨタ・レーシングは“Itanium2”をベースとした 高性能なコンピュータの集合体によって、計算能力を4倍に高速化。これによって開発サイクルの劇的な向上という益を受けてきた。そしてチームのエンジニアは、F1カーデザインのより正確かつ効率アップへと 契約延長を熱望していた。

「インテルとお互いに有益なパートナーシップを継続出来ることを誇らしく思う」とTMG社長ジョン・ハウエットは 語り、「このような世界中で知られ、成功したブランドと共に戦えることは喜ばしい。我々の協力体制は、当初IT面に焦点を当て、トヨタとインテルという2つのリーディングブランドが、F1の世界的な舞台で最大限の 利益を得られるようにお互い努力を続けていく」と続けた。

「インテルの技術は、2005年シーズンにおける我々の成功の鍵でもあった」とジョン・ハウエットは続け、 「我々の“Itanium2”をベースとしたサーバは、シミュレーションの速度を飛躍的に高めるとともに、その精度も改善することになった。パナソニック・トヨタ・レーシングがF1の世界の高度な競争で限界への開発を進めて 行く上で、インテルとの協力体制は、今後もアドバンテージになるだろう」と結んだ。

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