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トゥルーリとゾンタがMEGA WEBを疾走。ホンダのバトン選手も参加。2006.09.28
トゥルーリとゾンタがMEGA WEBを疾走。ホンダのバトン選手も参加。
東京・お台場のMEGA WEBで『トヨタF1カー スペシャル走行イベント in MEGA WEB with モータースポーツジャパン2006スペシャル走行セッション』が行われた。
9月24日(日)、東京・お台場のMEGA WEBで、イベントは開催され、トークショーとデモンストレーション走行が行われた。会場には約8,000人のファンが集まりお台場は熱気に包まれた。
トークショーでは、まずトヨタ自動車株式会社モータースポーツ部主査の高橋敬三とTMG技術コーディネーション担当ディレクター新居章年が登場。“トヨタF1チーム、日本GPへの決意”をテーマに、“鈴鹿”にかける抱負を語った。また最後には、今季限りでチームを去ることになったオリビエ・パニスとリカルド・ゾンタに対し「トヨタに貢献してくれた彼らには本当に感謝しています」と高橋主査が感謝の気持ちを述べた。
その後、ヤルノ・トゥルーリとゾンタがステージに登場し、会場を埋め尽くした大勢のファンを前に日本GPへ向けての意気込みを語った。トゥルーリは「TF106Bはスピードもアップして、より競争力の高いマシンになった。マシンのバランスは取りやすくなったし、ドライブしがいのあるマシンだよ」とコメント。最後には日本語で「イチバンになります」と宣言した。会場に来られなかったラルフ・シューマッハーもビデオメッセージで登場。日本語で「応援してください」とファンに語りかけた。
MEGA WEBライドワン特設コースで行なわれたデモ走行には、トゥルーリとゾンタがTF106で参加。そして、同じくお台場で行われていた『モータースポーツジャパン2006』とのコラボレーション企画として、Honda Racing F1のジェンソン・バトン選手がRA106で緊急参加した。
まずゾンタが走行。先日アメリカのラグナ・セカでコースレコードをたたき出したTF106で、特設コースの約400メートルあるストレートを駆け抜けた。
そして、特別参加のバトン選手が登場。もちろん初めての走行となるMEGA WEBにコースミスも見られたが、詰め掛けた大勢のファンの声援に応え実戦仕様のRA106で素晴しいパフォーマンスを披露。MEGA WEBに初めてホンダF1サウンドが響き渡った。
最後は、バトン選手走行中の短時間にトゥルーリ仕様に変更されたTF106で、トゥルーリがコースを3周。途中、エンジンストールでコース上にストップという場面もあったが、無事再スタートしたトゥルーリは、冷えたタイヤを温めながらも特設コースを快走。ガレージ前では鮮やかなドーナツターンでファンを魅了した。
トゥルーリは走行後、「誰もがサーキットに来られるわけじゃないから、こういう街中でF1マシンをドライブすることで、より多くの人たちにF1を身近に感じてもらうことができる素晴らしい機会になったと思う。それに、今回はHonda Racing F1のみんなも参加してくれたから、イベントがより盛り上がったよ」とコメントした。