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トヨタモータースポーツ、オベ・アンダーソン氏の逝去を悼む2008.06.11

トヨタ・モータースポーツ有限会社(以下、TMG)は、オベ・アンダーソン氏(享年70歳)の突然の逝去に深い哀悼の意を表する。

オベ・アンダーソン氏は“ミリガン・ビンテージ・トライアル”での競技中に事故に巻き込まれた。レース時に彼が運転していたクラシックカーは、見通しの悪いコーナーで正面衝突した。

TMGは、この度の訃報に接しオベ・アンダーソン氏のご家族に心からのお悔やみを申し上げる。

山科 忠(TMG会長)コメント: 「トヨタの全員が、この度の悲報に強いショックと深い悲しみを覚えている。オベは、我々のチーム及びモータースポーツに関わる多くの方々を鼓舞する存在だった。モータースポーツに対する彼の情熱は伝説的であり、オベの死は我々のスポーツにとって非常に大きな損失である。
この度の悲報に際し、トヨタ・モータースポーツ全員の思いはオベのご家族と共にある。」

トヨタ・チーム・ヨーロッパはオベ・アンダーソン氏自身のチームであるアンダーソン・モータースポーツから発展し、その設立にオベ・アンダーソン氏は尽力した。トヨタ・チーム・ヨーロッパは、その後ケルンに拠点を移し、1993年にトヨタ・モータースポーツ・GmbH(TMG)となった。

オベ・アンダーソン氏のリーダーシップの下、トヨタは世界ラリー選手権に参加し成功を収め、4度のドライバーズ・チャンピオンシップと3度のコンストラクターズ・チャンピオンシップを獲得した。また1999年のル・マン24時間耐久レースでは2位を獲得した。 オベ・アンダーソン氏は、2002年にパナソニック・トヨタ・レーシングをフォーミュラ・ワンへと導き、2003年にチーム代表を退任後、チームコンサルタントとなった。

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