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ティモ・グロック、TF108のコクピットに復帰 ― ヘレス合同テスト3日目の木曜日から2008.07.22
ティモ・グロックは、パナソニック・トヨタ・レーシングがヘレスで4日間に渡って行う合同テストの3日目の木曜日に、チーム活動に戻る予定だ。
事故後の日曜日の夜、26歳のティモは精密検査のため、ルートウィヒスハーフェンの病院に一晩入院した。彼は、休養と更なる検査のため、月曜日の朝自宅に帰った。それらの検査により、ティモは怪我も脳震盪もないことを確認した。
そのため、ハンガリーGPに参戦する前の今週木曜日(24日)に、彼にはコックピットに戻って全く問題ないということになった。
ホッケンハイムでのティモの事故直後、原因を究明するための調査がコースで始められ、ファクトリーでも引き続き行われた。調査は、右後部のトーリンク/トラックロッドまでたどって行われた。
クルマのデータを調査した後、事故の直前には異常事態がなかったこと、およびその周回の最終コーナーでティモが大きく膨らんだことが原因ではなかったことが分かった。
チームは現在、この事故を引き起こした事象が何かあったかどうかを究明するために、レース序盤からの荷重データの徹底的な解析を行っている。すべての確認可能な痕跡は、原因を特定するために調査されている
ティモ・グロックQ&A
具合はどうですか?
「私は大丈夫だよ。医師による精密検査を終わらせるために、日曜日の夜だけ入院した。レントゲンとMRIによるスキャンを行った結果、問題は全く見つからなかったから、休養を少しとるためと、主治医にさらに検査してもらうために、月曜日の朝自宅に帰った。事故の時はとても激しい衝撃で、車を降りた直後は背中が痛かったけれど、今はもう大丈夫だ。実のところ、テレビで見るほうが実際よりもひどく見えるね。」
事故の時のことを話すことができますか?
「私は順調に走行していて、ポイント獲得も見えていたのだけれど、35周目の最終コーナーで少し膨らんでしまった。ほとんどの車がレース中の様々な段階で同じことをしていたので、それは重大な問題ではなかったのだけれど、ただクルマの後部が離れて行ってしまう感じがした。それを止めようとしたけれど無理だった。その時点で、私はコントロールを失ってしまい、ただ乗っているしかなかったんだ。後になって、テレビで事故のシーンを見た時、右側のリアサスペンションのどこかが破損したのは確認できた。」
今回起きたことに関して心配していますか?
「チームを完全に信じているから、全く心配していない。我々は皆、クルマの性能と信頼性を向上させるために一緒に働いているからね。」
今は何をする予定ですか?
「自宅で少しゆっくり過ごしたから、今は再びドライブする準備ができているよ。身体的にはまったく大丈夫だから、木曜日にクルマに戻れるのを楽しみにしている。ハンガリーGPの準備のための重要なテストだから、貢献できるのは嬉しいよ。そして、もちろんハンガリーGPに参戦して、事故前と同じ強いパフォーマンスレベルでレースを行えることを期待しているし、願わくはポイントを獲得したい。」