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小林可夢偉 ブラジルGPに参戦2009.10.11
パナソニック・トヨタ・レーシングは、日本GP予選での負傷のため、ティモ・グロックがブラジルGPを欠場し、代わりに小林可夢偉が参戦することを決めた。
グロックは当初、日本GP予選中の事故で、左足の小さな切り傷を負ったと診断されたが、その後ドイツで受けた検査で、脊椎が損傷していることが判明。医師の診断により、ティモ・グロックのブラジルGPへの参加を見合わせることとした。
お台場で行われているモータースポーツジャパンの会場で本日発表されたが、グロックに代わり、ブラジルGPインテルラゴスサーキットでは、サードドライバーの小林可夢偉が走行する。日本GPでグロックの回復を待つ間、小林は金曜日のフリー走行を担当し、難しい状況にも関わらず、すばらしい走りを見せた。
ジョン・ハウエット:TMG社長
「ティモの欠場については、明らかに、チーム全員、非常に残念に思っており、同情している。一日も早い回復を願う。最初の診断の結果では、ティモがブラジルに戻ってくることを大いに期待したが、残念なことに、他の負傷が見つかり、それがかなわない。ティモは回復のためにドイツに残る。現時点では、状況ははっきりしないが、アブダビまでにグロックの回復を願うばかりだ。可夢偉の起用は自然な選択で、鈴鹿で、彼は、役目をしっかりと努められることを証明した。可夢偉にとっては大変な仕事になるが、チームは全面的に彼をサポートし、可夢偉は思いがけない出走のチャンスを最大限に生かそうとモチベーションを高めている」
最終戦となるアブダビGPへのグロックの参戦については、後日決定する。
小林可夢偉の経歴
- 1996年
- SL たからづか大会カデットクラス3位
- 1997年
- SL 全国大会 カデットクラス優勝
- 1998年
- JAF カップ西地域 カデットクラス優勝
- 1999年
- SL 全日本大会(SストックDクラス)優勝
- 2000年
- 全日本ジュニアカート選手権
鈴鹿カート選手権 シリーズチャンピオン - 2001年
- 全日本カート選手権ICA シリーズチャンピオン
アジアパシフィック選手権ICA 2位
フォーミュラ・トヨタレーシングスクール受講
スカラシップ生に選出される - 2002年
- ヨーロッパカート選手権シリーズ参戦
フォーミュラトヨタ参戦 - 2003年
- フォーミュラトヨタシリーズ参戦 シリーズ2位
- 2004年
- フォーミュラルノーイタリア選手権に参戦 シリーズ4位(2勝)
- 2005年
- フォーミュラルノーイタリア選手権 シリーズチャンピオン(6勝)
フォーミュラルノーユーロ選手権 シリーズチャンピオン(5勝) - 2006年
- F3ユーロシリーズ参戦 シリーズ8位(ルーキーオブザイヤー)
- 2007年
- F3ユーロシリーズ参戦 シリーズ4位(1勝)
- 2008年
- GP2アジアシリーズ参戦 シリーズ6位(2勝:日本人初優勝)
GP2シリーズ参戦 シリーズ16位(1勝:日本人初優勝)
パナソニック・トヨタ・レーシング サードドライバー - 2009年
- GP2アジアシリーズ参戦 シリーズチャンピオン(2勝)
GP2シリーズ参戦 シリーズ16位 (3位 表彰台1回)
パナソニック・トヨタ・レーシング サードドライバー