第2戦 マレーシアGP 2002

2002年3月16日(土)(マレーシア・クアラルンプール発)

M・サロが2度目の予選でトップ10入り!A・マクニッシュは予選19番手

パナソニック・トヨタ・レーシングは、明日のマレーシアGP決勝を前に予選を終えた。

午前9時から午前11時まで2回に分けて行われた、予選を前にしたプラクティスは、曇り空とはいえ、薄日の射す、蒸し暑い天候の中で行われた。この、最後のプラクティスで、パナソニック・トヨタ・レーシングは、予選へ向けてセッティングを煮詰め、ミカ・サロは、1分38秒366で11番手、アラン・マクニッシュは、1分39秒349で18番手のタイムを記録した。

午後1時に開始された予選は、相変わらずの曇り空のもと、外気温33度と、昨日よりは、幾分ながらも涼しいコンディションでタイムアタックが始まった。午後1時13分過ぎにコースインしたアラン・マクニッシュであったが、ウォームアップラン1周目で、不運にもメカニカルトラブルを抱え、ピットイン。やむなくTカー(スペアカー)に乗り換えてタイムアタック。予選19番手に甘んじることとなってしまった。一方、ミカ・サロは、順調にタイムアタック。7周目に1分37秒694を記録して予選10番手を確保。明日の決勝レースへと臨むこととなった。

ミカ・サロ: #24 10位 1分37秒694 11周 シャシー:TF102/04
「とても嬉しい予選結果が残せた。初めて予選でトップ10に入ったことは、チームにとってもとても意義のあることだと思う。レースカーの仕上がりも良く、明日の決勝も10番手スタートならば、きっと良いレースが戦えると思う。明日もポイント獲得のチャンスがあるはずだ」

アラン・マクニッシュ: #25 19位 1分38秒959 10周 シャシー:TF102/05
「今日は、あまり良い予選ではなかった。最初にメカニカルトラブルが出てしまい、ピットに戻り、Tカーに乗り換えなければならなかった。明日は、スタート時の混乱さえなく、第1コーナーを問題なく走り切れば、その先は頑張るのみだ」

チーム・マネージャー アンジュ・パスカリ:
「今日の予選10番手は、チームとして、とても満足している。メルボルンでの予選結果と比べれば大きな前進である。さらにマクニッシュに問題が起きた際の、チームのTカーへの対応も素早く、チームスタッフもとても良い仕事をしてくれた」

TMGテクニカル・コーディネーター 高橋敬三:
「マクニッシュは、不幸にもオイル漏れによってTカーを使用しての予選となり、充分なタイムアタックが出来なかった。しかし、サロはTF102のパフォーマンスを充分発揮して、納得のいく予選結果を残してくれた。明日の決勝は、熱い戦いになると思われるので、しっかりと準備をして臨みたい」

<予選>
天候: 曇り(ドライ・コンディション)
気温: 33℃
路面温度: 38℃
湿度: 湿度: 58%
T-CARシャシ-: TF102/02(A.マクニッシュ)

明日の決勝は、午後3時(日本時間3月17日午後4時)に55周のレースへとスタートが切られる。