第2戦 マレーシアGP 2002

2002年3月20日(水)

次戦ブラジルと欧州戦に向けてバルセロナのF1合同テストに参加

"カタルニア・サーキット"テスト初日は、ライアン・ブリスコが走行

オーストラリアGP、マレーシアGPとF1シリーズ開幕2戦を戦って来たパナソニック・トヨタ・ レーシングは、次戦ブラジル戦までの間、テストチームがスペイン・バルセロナでF1合同テストに 参加している。"カタルニア・サーキット"でのF1合同テストへの参加は、3度目となるが、今回は、 20日から3日間のテストが予定されている。テストドライバーは、20日がライアン・ブリスコ、 21日と22日の両日はミカ・サロが担当する。

合同テスト参加初日の20日は、快晴そのもの。さんさんと地中海の強烈な太陽は照りつけるが、 爽やかな初夏の風もやさしく、絶好のテスト日和。高温、多湿のマレーシアGPは、ピットでレースを 見守ったライアン・ブリスコが、休む間もなくスペインへ移動。初のF1合同テストに臨んだ。

午前9時から始まったF1合同テスト初日には、パナソニック・トヨタ・レーシングをはじめ、フェラーリ、 ウィリアムズBMW、マクラーレン・メルセデス、ジョーダン・ホンダ、BARホンダ、ルノー、ジャガー、 ザウバー・ペトロナスの9チーム11台が参加。とくに、フェラーリが、合同テスト初見参の新型車を 持ち込むなど注目を集めた。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、4月のスペインGPへ向けた新しい諸元のエンジンとシャシー セッティングの煮詰めが、初日の主な目標。今まで南仏のホーム・サーキット"ポール・リカール"で 数々のテストを重ねて来たライアン・ブリスコが、テスト走行を開始した。思わぬ電気系の トラブルが発生するなど、数回にわたるピットインを強いられつつも、テスト項目を順調に 消化した。ライアン・ブリスコにとっては、初めてのF1グランプリサーキットでのテストだけに、 ラップタイムこそ上位は刻まなかったが、午後6時の合同テスト終了までに55周を走行し、 ステアリングを、明日から2日間テストを担当するミカ・サロへとバトンタッチした。

ライアン・ブリスコ:
F3000レースでこのサーキットを走ったことはあるが、F1カーでは初めてのテスト。 ハイドロリックや電気系にトラブルなどが起きて充分に走り込むことが出来なかったが、 これは、新車でもあり、仕方がないことだ。明日からのミカ・サロのテストで、さらに 数多くの成果が得られると確信している。

3月20日(水) F1合同テスト 1日目の記録

ドライバー: ライアン・ブリスコ
天候: 快晴
気温: 最高気温25℃  最低気温14℃
周回数: 55ラップ
ベストラップ: 1分24秒108
路面状況: ドライコンディション
路面温度: 最高28℃  最低14℃