第2戦 マレーシアGP 2002

2002年3月22日(金)(スペイン・カタルニア・サーキット発)

F1バルセロナ合同テスト最終日、ミカ・サロが主にタイヤテスト

テストならではのトラブルも経験し、55周を走行。

バルセロナで行われているF1合同テストに参加しているパナソニック・トヨタ・レーシング 3日目の目標は、主にタイヤテスト。ますます気温の上昇する快晴の"カタルニア・ サーキット"で午前9時からテストが開始された。

9チーム15名のドライバーが、各々チームのテスト項目を消化する中、ミカ・サロと "トヨタTF102"も精力的にテストへと臨んだが、昨日来のハイドロリック系と電気系を はじめとする細かなトラブルが発生。何回となく調整のためのピットインとピットアウトを 繰り返した。

新機構と新開発の各種部品は、南仏"ポール・リカール"のホームサーキットでテストを 重ねてきたが、より高速コーナーが多く、加重ストレスのかかる"カタルニア・サーキット" ならではのトラブルも経験。今後のレースへと得るものも多い1日であった。

ミカ・サロと"トヨタTF102"は、午後6時の合同テスト終了までに、55周を走行。 12番手のタイムとなる1分20秒090を記録して、今回のF1バルセロナ合同テストを 終えた。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、次週3月31日に決勝レースが行われるF1第3戦 ブラジルGPへ参戦するが、テストチームは、再びスペインに移動。4月2日から3日間、 アラン・マクニッシュと共にバレンシアの"リカルド・トルモ・サーキットで行われる F1バレンシア合同テストに参加する。


ミカ・サロ:
今日は、タイヤテストの予定だったが、再びハイドロリック系などのトラブルに見舞われて しまった。テストは、度々、中断せざるを得なかったが、我々は多くのことを学ぶことが 出来た。このバルセロナでの2日間のテストには、満足している。火曜日には、ブラジルへと 飛び立つが、ブラジルのコースは、エンジンパワーが重要。ダウンフォースも、さほど 重視されず、我々のエンジンはパワフルなので心配はしていない。これまでのテストの 成果も反映されていると思うので、きっと良い結果が残せるはずだ。

3月22日(金) F1合同テスト 3日目の記録

ドライバー: ミカ・サロ
天候: 快晴
気温: 最高気温24℃  最低気温14℃
周回数: 55ラップ
ベストラップ: 1分20秒090
路面状況: ドライコンディション
路面温度: 最高32℃  最低17℃