第3戦 ブラジルGP 2002

2002年3月25日(月)

ブラジルGP直前 バルセロナ合同テスト

前回のマレーシアGPでは、ミカ・サロが予選10位、アラン・マクニッシュが決勝7位でポイント獲得まであと一歩という、新たなパフォーマンスの強さを見せたパナソニック・トヨタ・レーシング。マレーシアGP終了後には、スペインのバルセロナでテストを行った。

パナソニック・トヨタ・レーシングの2人のテストドライバーのうちの1人である、20才のオーストラリアの新星 ライアン・ブリスコは水曜日からテストを開始し、55周回、ベストラップ1分24秒1を記録した。

「F1カーに乗れて最高だったよ!シャシーやエンジンのスペックは新しいものも試したから、いくつか技術面での課題が見つかったよ。とにかくクルマも僕もたくさん走って経験を積むことが大事かな。今回はハードタイヤでかつ満タンで走ったから、限界を攻めるテストではなかったよ。」

ブリスコはテスト終了後、首の調子を含め特に身体の異常を訴えることもなく、今週末から行われるブラジルGPのサポートレースとなるF3000で、チャンピオンチームのノルディックレーシングからデビューする。

ミカ・サロは同様スペインにて木・金曜の2日間、テストを行った。メカニカルトラブルもあったが、テスト最速タイムより1.8秒差の1分20秒09のタイムをあげた。

「油圧系の調子が良くなくて、一時テストが止まってしまったけれど、2日間で100周走ることができて、これからのレースに役立つ情報を得ることができたよ。」と、サロは語った。

フェラーリは、まだレースでは使用されていない新車F2002にて、M.シューマッハ、R.バリチェロによりテスト最速、2番タイムを記録した。

マクラーレン・メルセデスのテストドライバー、A.ブルツは2001年改良型のシャシーを使用し、スピード面では印象に残る走りを見せた一方、D.クルサードは2002年型車にて、信頼性テストに集中した。

BMWウィリアムズはM.ジェネとR.シューマッハにてテストを行った。スペイン人のジェネは、金曜日には2レース分に相当する131周回のテストをこなした。