第3戦 ブラジルGP 2002

2002年3月30日(土)(ブラジル・サンパウロ発)

パナソニック・トヨタ・レーシング、2戦連続で予選トップ10入り

ミカ・サロが予選10番手、アラン・マクニッシュは予選16番手から、明日の決勝へ

ブラジルGP予選の朝を迎えたサンパウロは、イースターホリデーの中日となり、悪評高い排気ガスのスモッグも無く、目を疑うような真っ青な澄んだ青空が一面に広がった。

午前9時から11時まで、30分間のインターバルを挟み、45分のプラクティスが2回行われた。 パナソニック・トヨタ・レーシングは、ミカ・サロとアラン・マクニッシュが“トヨタTF102”と共に、最後のセットアップを開始。ミカ・サロが1分14秒484で9番手、アラン・マクニッシュは1分15秒892の19番手でプラクティスを終え、午後の予選に臨んだ。

午後1時に開始された予選は、気温が29度、路面温度も43度へと上昇する中、タイムアタックが 行われた。ミカ・サロは、予選終了5分前に1分14秒443を記録、前戦第2戦マレーシアGPに 続いて予選トップ10入りを果たした。また、アラン・マクニッシュも1分14秒990を記録し16番手。パナソニック・トヨタ・レーシングは、予選10番手と16番手から明日の決勝レースへと挑む。

ミカ・サロ: #24  10位 1分14秒443 12周 シャシー:TF102/04
「前戦マレーシアGPに続いて予選トップ10入りを果たすことが出来た。とくに昨日と今朝は、セットアップに苦しんだだけに、とても嬉しい。ブラジルの厳しいレースを10番手からスタートするが、何とかポイント獲得圏内でフィニッシュを果たしたいと思っている」

アラン・マクニッシュ: #25  16位 1分14秒990 12周 シャシー:TF102/05
「周回を重ねる度に良くなっていったが、最後のタイムアタックで、コーナーの縁石に乗ってしまい タイムロスしてしまった。しかし、基本的には良くなっているので、この予選結果よりも決勝レースのほうが良い結果が残せると思っている」

チーム・マネージャー アンジュ・パスカリ:
「2回目のトップ10グリッドを確保したことで、我々は多くのことを学び、またコンスタントな成長を遂げていることを示せた。このことをレースでも証明したい。そのためにも明日は良いスタートを切り、結果を残したい。アラン・マクニッシュは、昨日よりは良いが充分な仕上がりとは言えなかった。 明日のレースに期待したい」

テクニカル・コーディネーター 高橋敬三:
「昨日の走行データを活かし、初めてのコースでほぼ満足のいくセットアップに到達出来た。その結果、ミカ・サロは、前戦に続き予選トップ10入りを果たしてくれた。アラン・マクニッシュも、持てる力を充分に発揮してくれた。明日は厳しい戦いが予想されるが、これまでの信頼性をここでも発揮したい」

プラクティス初日
天候: 快晴
気温: 最低30℃ 最高32℃
湿度: 最低32% 最高45%
路面温度: 最低41℃ 最高46℃
   
T-CARシャシ-: TF102/02(ミカ・サロ仕様)

明日の決勝レースは、午後2時(日本時間4月1日午前2時)にスタートが切られる。