第3戦 ブラジルGP 2002
2002年4月2日(火)(スペイン・バレンシア・リカルド・トルモ・サーキット発)
F1バレンシア合同テスト開始 初日は、大雨のウェットコンディション
炎天下のブラジルGPから直行したアラン・マクニッシュがウェット用のテスト
ブラジルGPから、1日おいた4月2日から、F1バレンシア合同テストが始まった。F1出場3戦目で、再び貴重な世界選手権ポイントを獲得したパナソニック・トヨタ・レーシングも参加。
合同テストの初日は、マクラーレン・メルセデス、ルノー、BMW・ウィリアムズ、ジョーダン・ホンダ、BARホンダ、ジャガー、ザウバー、そしてパナソニック・トヨタ・レーシングの8チーム9名のドライバーが集結。
ブラジルGPを戦ったその足で大西洋を飛び、合同テストに駆けつけたのは、今回"トヨタTF102"のテストを3日間担うアラン・マクニッシュをはじめ、佐藤琢磨、E.アーバイン、N.ハイドフェルドの4人。他は、テストドライバーが初日を走行したが、ブラジルから直行のドライバーは、あまりの気温の差に驚きを隠せなかった。バレンシア地方は、朝から季節はずれの大雨。気温も13度までしか上がらずに肌寒く、気温32度を越す炎天下でレースを戦ったブラジルとは、大違いだった。
午前9時から、時折強さを増す風雨を突いて行われた合同テスト初日であったが、ボートレースさながらに長い水しぶきの尾を引いて各チーム思い思いのテスト走行が続くものの、赤旗中断が続出。大きなアクシデントとは至らなかったものの、スピン、コースオフが相次ぎ、午後5時過ぎには、赤旗中断のまま、合同テスト初日を終了することとなった。
アラン・マクニッシュ:
最悪の天候だった。仕方がないので、今日は、雨用のセットアップの煮詰めと、ミシュランのためにウェットタイヤのテストを行った。天候は、もうこれ以上は走行が不可能というくらいにどんどん悪化し、コースオフするクルマで、赤旗中断ばかりとなってしまった。しかし、貴重な体験が出来た一日だった。
4月2日(火) F1合同テスト 1日目の記録
ドライバー: | アラン・マクニッシュ |
天候: | 雨 |
気温: | 最高気温14℃ 最低気温10℃ |
周回数: | 50ラップ |
ベストラップ: | 1分38秒360 |
路面状況: | ウェットコンディション |
路面温度: | 最高13℃ 最低12℃ |
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