第3戦 ブラジルGP 2002

2002年4月4日(木)(スペイン・バレンシア・リカルド・トルモ・サーキット発)

F1バレンシア合同テスト最終日 次戦サンマリノGPへの仕上げ

多種にわたるテスト項目をこなし、欧州戦への体制固め

F1バレンシア合同テスト最終日となったパナソニック・トヨタ・レーシングは、来週へと迫った第4戦サンマリノGPと、続く欧州戦へ向けて、各種テストを行った。

テスト最終日は、再び、朝から曇天模様となり、時折、小雨がパラつくという変わりやすい天候。午前9時から走行を開始したアラン・マクニッシュと“トヨタTF102”は、サマリノGPから始まる ヨーロッパ・ラウンドに向けた、新スペックのエンジンを搭載。イモラ・サーキットでの戦いを想定し、 フロント/リアのウィングなどの空力部品のテストや、さらには、タイヤテスト、ローンチ・コントロール、 トラクション・コントロールのテストなど、多種にわたるテスト項目を次々とこなした。

アラン・マクニッシュは、午前中に順調に51周を走行。合同テストが昼休みとなる午後1時過ぎから 予定通りのエンジン交換を行った。しかし、午後の走行開始後にギアボックスに不調を発見し、 ピットイン。原因究明を行ったため、周回数は限られたが、午後5時15分の合同テスト終了までに 合計56周を走行、次戦サンマリノGPへと体制を整えた。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、今回の合同テストの成果も反映し、来週11日(木)には、 イタリア・ボローニャ近郊のイモラ・サーキットに入り、初の欧州戦へと臨む。

アラン・マクニッシュ:
今日は、空力部品、タイヤテストなど、多くのテスト項目を消化することが出来た。次のグランプリ、 そして、さらに厳しさを増すヨーロッパ・ラウンドへ向けた改良のための、意義あるテストであった。 この3日間で、多くのコンディションを経験することが出来た。それは、異なったテストデータを 蓄積することにもつながり、この成果を活かして、いよいよ始まるヨーロッパ・ラウンドへと、さらに 前進していきたい。

4月4日(木) F1合同テスト 最終日の記録
ドライバー: アラン・マクニッシュ
天候: 曇り時々小雨のち晴れ
気温: 最高気温18℃  最低気温12℃
周回数: 56ラップ
ベストラップ: 1分13秒61
路面状況: ドライコンディション
路面温度: 最高19℃  最低14℃