第4戦 サンマリノGP 2002

2002年4月17日(水)(イタリア・ムジェロ・サーキット発)

F1合同テスト2日目 “トヨタTF102”順調にテスト項目を消化

空力、サスペンション、電子制御ともに成果 明日の最終日へ

F1ムジェロ合同テスト2日目は、新たにフェラーリのL.バドウェルが加わり、昨日来テストを続けるマクラーレン・メルセデスが、D.クルサードとK.ライコネンにドライバーを交代、パナソニック・トヨタ・レーシングのミカ・サロ、アラン・マクニッシュとともに3チーム、5名のドライバーによる走行となった。

相変わらず、はっきりしない曇り空からは、時折、太陽が覗くものの、今朝の気温は11℃と肌寒く、閑散としたサーキットには、乾いたF1サウンドのみが熱くこだました。

午前9時に開始された合同テストで、2台の“トヨタTF102”は、TF102/06のミカ・サロが、昨日に引き続き空力パーツのテスト、TF102/02のアラン・マクニッシュが、昨日と同じくサスペンション系のセットアップに主眼を置いて、テスト走行を繰り返した。

各々、主目的のテストをこなしながら、ローンチコントロール、トラクションコントロールなどの電子制御のテストも行い、午後6時のテスト終了までに、ミカ・サロが84周、アラン・マクニッシュが61周を走行した。

パナソニック・トヨタ・レーシングにとって、今回のF1ムジェロ合同テスト最終日となる明日は、アラン・マクニッシュが引き続き、次戦スペインGPへ向けてのテスト走行を行うこととなった。明日から新たに加わるテスト・ドライバーのステファン・サラザンとライアン・ブリスコとともに、3人のドライバーによるテストを行う。

ミカ・サロ:
「まだ多少の遅れをとっているとはいえ、イモラでの問題について、解決の方法を見出すことができ、私にとってのテスト最終日となる今日のテスト結果には満足している。冗談抜きに、昨日来からの空力パーツのテストも終えて、トラクション・コントロールのテストも行えたぐらいなのだから。さらに、アランが見出した成果を、私も取り入れ、大変に良い進歩を遂げることが出来た」

アラン・マクニッシュ: 
「昨日と同じく、サスペンションのセットアップを中心に、さらに各種のテストを行った。とても充実したテストを行うことが出来た。走行を重ねるたびに常に進化を見出しており、私は、テストプログラムを完璧に消化するためにも予定を変更して、明日もテスト走行を続けることにした」

4月17日(水) F1ムジェロ合同テスト 2日目の記録

ドライバー: ミカ・サロ/アラン・マクニッシュ
天候: 曇り
気温: 最高気温19℃  最低気温11℃
周回数: ミカ・サロ 84周 /アラン・マクニッシュ 61周
ベストラップ: ミカ・サロ 1分24秒765/アラン・マクニッシュ 1分25秒335
路面状況: ドライコンディション
路面温度: 最高24℃  最低10℃