２００２年５月１５日（水）（フランス・ポール・リカール・サーキット発）

ホームサーキット南仏ポール・リカールでのＦ１合同テストに参加

初日は、ミカ・サロが、第８戦カナダＧＰへ向けて"トヨタＴＦ１０２"をセットアップ

Ｆ１オーストリアＧＰにおいて、２台揃って"シングル・フィニッシュ"を果たしたパナソニック・トヨタ・レーシングは、５月１５日から１７日までの３日間、ホームサーキットである南仏ポール･リカール・サーキットで行われるＦ１合同テストに参加している。

今回のポール・リカール・サーキットでのＦ１合同テストには、マクラーレン・メルセデス、ザウバー、アロウズの３チームに、パナソニック・トヨタ・レーシングが加わり、合計４チームが参加。

合同テスト初日は、マクラーレン･メルセデスがＤ．クルサードとＡ．ブルツ、ザウバー・ペトロナスがＮ．ハイドフェルド、アロウズがＨ・フィレンツェン、そして、パナソニック・トヨタ・レーシングは、ミカ・サロがテスト走行。第８戦カナダＧＰへ向けて、１周５．７Ｋｍのフルコースを使用して、セットアップが行われた。

午前９時から午後６時まで行われた、Ｆ１合同テスト初日で、ミカ・サロは、"トヨタＴＦ１０２"のエアロダイナミクス系のセットアップやトラクション・コントロールをはじめとする、電子制御系のテストを行い、ハイスピードでエアロダイナミクスが重要なカナダＧＰへと開発、改良を進めた。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、今回のＦ１合同テストに２台の"トヨタＴＦ１０２"を用意。１台は、明日１６日（木）もミカ・サロがテストを続け、最終日１７日（金）には、アラン・マクニッシュへとテストを引き継ぐ。また、もう１台の"トヨタＴＦ１０２"には、明日から２日間、ＣＡＲＴシリーズでトヨタチームとして活躍を続けている高木虎之介とクリスチアーノ・ダ・マッタの２人が、コクピットに納まり、初の走行を体験する。

すでに、今夕には、高木虎之介、クリスティアーノ・ダマッタともにポール・リカール・サーキット入りをし、シート合わせやチームとの打ち合わせを進めている。

明日のＦ１ポール・リカール合同テスト２日目は、参加各チーム協議の上、４．１５７Ｋｍのショートコースを使用し、次戦モナコＧＰへ向けてのセットアップが行われる。

ミカ・サロ：
「我々は、カナダに向けて、エアロダイナミクスのテストを行った。いくつかの技術的な問題点はあったが、明日は、来週に迫ったモナコＧＰに向けたタイヤテストとセットアップに集中する」

５月１５日（水）　Ｆ１合同テスト　１日目の記録

ドライバー：	ミカ・サロ（ＴＦ１０２／０６）
天候：	快晴
気温：	最高気温２４℃　　最低気温２０℃
周回数：	２９周
ベストラップ：	１分３８秒９７
路面状況：	ドライコンディション
路面温度：	最高４７℃　　最低２３℃