第8戦 カナダGP 2002
2002年6月13日(木)(スペイン・ヘレスサーキット発)
F1ヘレス合同テスト2日目 ミカ・サロがタイヤテストなどを行う
55周をテスト走行し、来週に迫った第9戦ヨーロッパGPへと確かな成果
F1合同テストの行われている“ヘレス”は、スペイン語で“シェリー酒”の意味。ヘレス市街をとりまく荒涼とした茶褐色の平原にはブドウ畑が広がり、有名な“TIO PEPE”をはじめ13ものシェリー工場が軒を連ねる。
この“シェリーの街”は、薄曇りで朝を向かえた。昨日までの猛暑は去り、比較的過ごしやすい気温のもとでF1ヘレス合同テスト2日目が始まった。今日の参加チームは、昨日同様7チームながら、D.クルサード(マクラーレン・メルセデス)と、J.モントーヤ(BMW・ウィリアムス)が加わりテストを開始。午前中は薄雲に覆われ、風も爽やかだったが、午後には青空が覗き始めて、強烈な太陽が一気に気温を上昇させる中、各チームは思い思いのテストプログラムへと邁進した。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、昨日に引き続きミカ・サロが“トヨタTF102”のテストを続行。来週に迫ったヨーロッパGPへ向け、タイヤテストを主体に行いながら、メカニカルセットアップの煮詰めを行った。
明日のF1ヘレス合同テスト最終日(3日目)は、ミカ・サロに代わり、テストドライバーのライアン・ブリスコが“トヨタTF102”の各種テストプログラムを続行する。
ミカ・サロ:TF102/03 ベストラップ:1分19秒78 周回数:55周
「今日は、タイヤテストを行いながら、TF102のバランスを向上させるために、サスペンションとダンパーのセットアップも行った。その成果で、ハンドリングは昨日よりもかなり良くなった。しかし、まだまだ良くなる可能性を秘めている。このコースはツイスティなレイアウトで、ギアシフトとブレーキが大切。中でも2つのコーナーは、次週ヨーロッパGPの舞台となるニュルブルクリンクのコースを攻略する上で、とても重要なデータが得られた」
6月13日(木) F1ヘレス合同テスト 2日目の記録
ドライバー: | ミカ・サロ |
天候: | 曇りのち快晴 |
気温: | 最高気温33℃ 最低気温24℃ |
路面状況: | ドライコンディション |
路面温度: | 最高46℃ 最低26℃ |
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