第8戦 カナダGP 2002

2002年6月14日(金)(スペイン・ヘレスサーキット発)

F1ヘレス合同テスト最終日 ライアン・ブリスコがテスト項目を消化

パナソニック・トヨタ・レーシングは体制を整え、来週の第9戦ヨーロッパGPへ

F1ヘレス合同テスト最終日(3日目)は、朝から快晴で気温もうなぎ上り。午前9時に、すでに汗ばむような猛暑の中で、テスト走行が開始された。合同テスト最終日には、昨日同様の7チームが参加、新たにE.アーバイン(ジャガー)が加わり、各チームとも来週へと迫った第9戦ヨーロッパGPへと、最後の仕上げを急いだ。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、昨日までのミカ・サロに代わり、テストドライバーのライアン・ブリスコが"トヨタTF102"のコックピットに収まり、テスト走行。空力部品のテストを始め、ダンパー、ブレーキ等の耐久性、信頼性、そしてポテンシャルアップへと各種データを収集した。午前中に28周、午後に21周をこなし、午後5時の合同テスト終了間際まで、順調にテストプログラムをこなしていたライアン・ブリスコであったが、残り2周目に、スピンからコースオフ。不運にもバリアに接触、ライアン・ブリスコは無事だったものの"トヨタTF102"は大きく損傷して、今回のF1ヘレス合同テストを終えることとなってしまった。

ライアン・ブリスコ:TF102/03 ベストラップ:1分21秒88 周回数:49周
「今日のテストは、私にとってあまり良い1日で終わることが出来なかった。いくつかの問題点の解決へと可能な限り周回を重ねたが、満足のいくものとはならなかった。空力部品、ダンパー、ブレーキなどのテストを行い、バランスの向上を目指していた。しかし、不幸にも、テスト終盤に、第5コーナーの出口でアンダーステアから2輪を縁石に載せてしまい、ウォールへ接触してしまった。軽いムチ打ち症ではあるが特に身体には異常はない」

6月14日(金) F1ヘレス合同テスト 最終日(3日目)の記録

ドライバー: ライアン・ブリスコ
天候: 快晴
気温: 最高気温35℃  最低気温23℃
路面状況: ドライコンディション
路面温度: 最高54℃  最低25℃