第9戦 ヨーロッパGP 2002
2002年6月22日(土)
ヨーロッパGP 予選レポート
パナソニック・トヨタは、F1世界選手権第9戦のヨーロッパGPが開催されるニュルブルクリンクサーキットにおいて今シーズン2番目に素晴らしい予選のパフォーマンスを披露した。
本拠地ケルンから地元開催GPに駆けつけた200人のスタッフが最終コーナーのスタンドから見守る中、ミカ・サロが6回目となるトップ10のポジションを獲得してくれた。35歳のフィンランド人ドライバー、サロは、何度となくスローカーに引っかかり。その上、ステアリングに多少の違和感を感じながらも、ポールポジションのJPモントーヤから僅かに1.48秒差のタイムをマーク。
「ちょっと残念だった。たぶん、もう少し順位を上げられたはずなんだ。マシンのバランスにも自分のポジションにも納得がいかない。カナダでは散々だったけれど、再び良い感じになってきた」とサロは語った。
チームメイトのアラン・マクニッシュは金曜日のフリー走行でハンドリングに悩んでいたが、予選では良い走りを見せて、彼のセカンドベストポジションの13番手のグリッドを獲得した。「クルマは昨日よりも良くなった。たぶん、サーキット路面のグリップがだいぶ良くなったのが要因だと思う。しかし、電気系が未だにちょっと気になる。決勝までになんとかしないと・・」とマクニッシュ。
パナソニック・トヨタレーシングのチームマネージャー、アンジェ・パスカリは今回、ホーム・グランプリの予選成績に喜んでいる。 「6回目のトップ10獲得は、われわれやってきたことの証だ。昨日と今日のフリー走行からいろいろなことを学び、そして細心の注意をはらいながら進歩している。決勝では良いスタートを切って最後まで高い信頼性を示したい」と語った。
フロントローは、BMWウイリアムスが独占。モントーヤは0.009差でチームメイトのRシューマッハーを退け、3戦連続のポールポジションを奪取。スクーデリア・フェラーリの2台が2列目に位置、Mシューマッハー、Rバリチェロの順。そして3列目はマクラーレン・メルセデスの2台。 Dクルサード、Kライコネンが位置した。
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