第9戦 ヨーロッパGP 2002
2002年6月28日(金)(フランス・ポールリカール・サーキット発)
次戦F1第10戦イギリスGPへ向けポールリカールでテスト
アラン・マクニッシュとステファン・サラザンが南仏のホーム・コースで3日間走行
パナソニック・トヨタ・レーシングは、6月26日(水)から28日(金)の3日間、南仏、マルセイユ近郊のポールリカール・サーキットでテストを行った。
今回のテストは、来週に迫ったF1第10戦イギリスGPへ向けて、"トヨタTF102"のセットアップを煮詰めるもので、初日26日はテストドライバーのステファン・サラザンが、27日、28日の両日はアラン・マクニッシュがテスト走行を担当した。
チームのホーム・コースで4.15Kmのコースレイアウトを使用して行われたテストは、最終日の28日には、時折強風に見舞われたものの、3日間とも好天に恵まれ、ドライコンディションのもとで順調にセットアップが進められた。
ステファン・サラザン: TF102/05 ベストラップ:1分15秒75 周回数:75周
「水曜日はたくさんの周回数を重ねることができ、充実したテストとなった。特に予定していた空力部品のテストプログラムを終え、成果を得ることができた。ただコースには埃がのっており、 とても滑りやすく運転しにくい状況で、たった1台のF1カーでコースの汚れを取り除くのには長時間を要した。このような悪条件でも"トヨタTF102"からは、とても良い運転フィーリングを得る事が出来た」
アラン・マクニッシュ: TF102/05 ベストラップ:1分13秒34 周回数:176周
「前戦ヨーロッパGPで痛めてしまった肩は、レース後、充分に静養したこともあって、完治した。2日間で多くの周回を重ねることが出来たが、我々は、サスペンションのセットアップと電気系のテストを行いながら、空力部品と各種メカニカル部品を試し、ハンドリングの向上を果たせた。チームの誰もが、猛暑の中で厳しい作業を強いられたが、とても有意義な2日間となった」
パナソニック・トヨタ・レーシングは、来週シルバーストーンで行われるF1第10戦イギリスGPへと臨むが、アラン・マクニッシュにとっては、地元で開催されるホーム・レースへの出場となる。
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