第11戦 フランスGP 2002
2002年7月20日(土)
フランスGP 予選レポート
パナソニック・トヨタ・レーシングのミカ・サロ、アラン・マクニッシュの両名はフォーミュラ・ワン世界選手権シリーズ第11戦、マニクールで行われるフランスGPで厳しい状況に直面している。サロが1分13秒837で16番手、マクニッシュが1分13秒949で17番手から決勝をスタートすることとなった。
「われわれは、クルマのトラクションに問題を抱えているんだ。これによってサーキットの後半セクション、低速コーナーでタイムを損している。フラストレーションを感じるけれど、なんとかこの問題を解決すべく、頑張っているところなんだ」とサロは説明してくれた。
「予選ではがっかりしたね。実際、もう少し良い結果を出せると思っていたんだけれど、今のクルマの状態では無理だった。まあ、朝のフリー走行で予選よりも決勝に向けたセッティングをしていたので、明日は良いのじゃないかと思っている」とマクニッシュはコメントしている。
グリッドポジションを見れば残念な結果ではあるが、パナソニック・トヨタ・レーシングのチームマネージャー、アンジュ・パスカリはクルマのセットアップでは進歩が見られるとコメントしている。 「明らかに、今回の結果はわれわれにとってベストなものではない。しかし、昨日からクルマはかなり良い状態になってきている。この点からは、今日は興味深いものだったのだが、まだやるべきことはある。まあ、ニュータイヤを1セット温存して決勝に臨むことができる。これで順位の挽回をしたいと思っている」
上位陣の争いではBMWウイリアムスのJPモントーヤがフェラーリの2人と争って5戦連続のポールポジションを獲得した。ワールドチャンピオンのMシューマッハーは、タイムアタック中にコースをショートカットしたことで、2回タイムを抹消された。それでも彼は2番手グリッドを奪取、チームメイトのRバリチェロが3番手。マクラーレン・メルセデスのKライコネンが4番手、Rシューマッハーが5番手、Dクルサードが6番手となった。
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