第13戦 ハンガリーGP 2002
2002年8月16日(金)
ハンガリーGP フリー走行レポート
パナソニック・トヨタ・レーシングチームはF1世界選手権シリーズ第13戦、ハンガリーGPの予選、決勝へ向けてのフリー走行を開始した。グランプリの舞台であるハンガロリンクサーキットをチームが訪れるのは、昨年の9月に行ったテストカーTF101による3日間の走行以来2回目だ。
ハンガロリンクサーキットは、ドライバーにとっては、かなり身体的にきついサーキットのひとつであり、クルマのセッティングでは、ハイダウンフォースが要求され、トラクションとメカニカル・グリップがとても重要なサーキットである。初日の今日、ミカ・サロは1分18.890のベストタイムで15番手につけた。そしてチーム・メイトのアラン・マクニッシュは、ベストタイム1分19.171でサロの3つ後方となった。
「いくつか電気的なもので作業しなくてはならなかったけれど、それは大したことではなかったよ。決勝のセッティングにはとても満足しているんだ。だけど、明日の予選セッティングをどうにかしないとね。でも、サーキットはすごくスリッピーだったので、頑張りすぎてコースオフするようなリスクを犯すようなことはしたく無かった」とサロはコメントしている。
マクニッシュは、クルマのセットアップには満足していなかった。
「クルマのバランスが悪かったんだ。今は、ひどいオーバーステアーという状況だけれど、何とか今晩中にそれを解消する策を見つけないとね。午後の2回目のセッションで小さな電気系のトラブルは発生したけれど、それ以外のメカニカルトラブルは無かったよ」とマクニッシュはコメントした。
チームマネージャーのアンジェ・パスカリは「多くのドライバーがコースオフしていることからわかるようにサーキットはとても汚れていてスリッピーだった。このような状況下では、正確なデータの収集は難しいのだけれど、これは、全てのチームに共通していることだ」とコメントしている。
フェラーリチームがまたしてもフリー走行のトップ2を独占した。すでに5度目のチャンピオンに輝いているMシューマッハーは1分16.346のベストタイムを叩き出し、これにRバリチェロが続いている。3番手にはウイリアムスBMWのRシューマッハー、0.06秒の差でマクラーレン・メルセデスのKライコネンが4番手。ジョーダン・ホンダチームのGフィジケラと佐藤琢磨が5、6番手となった。
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