第14戦 ベルギーGP 2002
2002年9月4日(水)(イタリア・モンツァ・サーキット発)
アラン・マクニッシュが加わり F1モンツァ合同テスト2日目も充実
変わりやすい天候を利用して各種データを収集。明日からはミカ・サロも合流しテストを続行
F1合同テスト2日目を迎えたモンツァは、昨夜来の激しい雷雨は去ったものの、厚い雨雲から小雨の降る肌寒い空模様。午前9時にウェットコンディションで走行が開始されたが、参加チームは昨日同様10チーム。次戦イタリアGPへとセットアップを急ぐ各チームは、積極的にテストプログラムの消化へと周回を重ねた。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、トヨタTF102/04のステアリングを、今日から3日間アラン・マクニッシュに託し、またTF102/05は昨日同様ステファン・サラザンに託し、テスト走行を開始。午後12時半までの午前中のセッションでは、2台共ウェットコンディションを利用して、ウェットタイヤのテストを行ない、アラン・マクニッシュは23周を走行。ステファン・サラザンは40周をこなした。
午後2時半から午後6時までの午後のセッションは、曇り空から時折薄日が射し、路面も一時はドライコンディションへと変わったが、セッション終盤には、再び雨が降り出すという相変わらずの天候。この刻々と変化するコンディションの中で、アラン・マクニッシュは、各種駆動系センサーと空力部品のテストを行ない、14周を走行。ステファン・サラザンは、メカニカル・グリップを向上するためのテストとデータ収集に集中したが、セッション終盤では雨が降り出したために22周で今日のテスト走行を終了した。
明日からは、ミカ・サロが加わり、アラン・マクニッシュと共に、残る2日間のテストを行う予定。
アラン・マクニッシュ: TF102/04 ベストラップ:1分27秒25 周回数:37周
「雨模様の天候に、周回数を制約されることとなってしまい、いささかがっかりした。しかし、来週のGPにも同じような天候も考えられ、ウェットコンディションでテストが出来たのは、意味があることだ。ミシュランは、新しいウェットコンディション用のタイヤを持ち込んだが、今日の成果からも、大きく改良されているようだ」
ステファン・サラザン: TF102/05 ベストラップ:1分27秒40 周回数:62周
「断続的な雨を利用し、ウェットタイヤとインターミディエイトタイヤをテストした。午後にはメカニカル・グリップを増すためのテストを行なったが、再び激しい雨が降り出したために早めにセッションを切り上げなければならなかった。しかし、興味深いテストであったし、とても有意義な2日間のテストだった」
9月4日(水) F1モンツァ合同テスト 2日目の記録
ドライバー: | アラン・マクニッシュ/ステファン・サラザン |
天候: | 曇り時々雨 |
気温: | 最高気温21℃ 最低気温18℃ |
路面状況: | ウェットコンディション/ドライコンディション |
路面温度: | 最高24℃ 最低19℃ |
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