第14戦 ベルギーGP 2002
2002年9月5日(木)(イタリア・モンツァ・サーキット発)
天候の回復したF1モンツァ合同テスト3日目は、ミカ・サロも合流
アラン・マクニッシュと共にイタリアGPへ向けて、"トヨタTF102"のさらなるセットアップ
F1合同テスト3日目を迎えたモンツァは、昨日までの荒天が嘘のように、雲ひとつ無い爽やかな朝を迎えた。広大なモンツァ公園の深い緑に包まれたモンツァ・サーキットには、来週のイタリアGPを待ちきれない熱狂的なF1ファンが平日にもかかわらず続々とつめかけ、時ならぬ賑わいを見せている。
午前9時。やっと訪れたドライコンディションのサーキットにコースインしたのは、昨日同様10チーム。しかし、どのチームもF1合同テスト3日目からは、これまでのテストドライバーからメインドライバーへのドライバーチェンジが目立ち、いよいよイタリアGPへの緊張感が高まってきた。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、今日からミカ・サロがテストに加わり、アラン・マクニッシュと共に"トヨタTF102"をセットアップ。午前中のセッションでは、ミカ・サロは、空力部品のテストで28周を走行。アラン・マクニッシュは、メカニカル・グリップの向上へと周回を重ねたが、18周後、午前のセッションの終盤で駆動系に不調を抱えピットイン。ランチタイムを修復へと費やした。
午後2時半から午後6時まで行われた午後のセッションは、強烈な太陽が照り付け、気温も28度へと上昇する中で開始されたが、各チームともタイムアップを図るにつれて、メカニカルトラブルが続出。走行中断の赤旗が数多く出された。この中を大きなトラブルも無く周回を重ね、セットアップを続行した"トヨタTF102"はミカ・サロが14周、アラン・マクニッシュが38周し、合同テスト3日目の走行を終了した。
アラン・マクニッシュ: TF102/04 ベストラップ:1分23秒89 周回数:56周
「午前中は、多少の問題を抱えたが、ランチタイムの後に修復を確認した上で、主に基本的なセットアップに取り組み、改良をはかることが出来た。7月に、このサーキットで行なったテストから、明らかな進化を実感出来た。明日のテスト最終日で、さらにセットアップが仕上がることを楽しみにしている」
ミカ・サロ: TF102/05 ベストラップ:1分25秒33 周回数:42周
「モンツァは好きなサーキットのひとつだ。今日は、空力部品のテストと比較に時間を費やした。その結果、センサーに若干の問題を抱えたにもかかわらず、成果をあげることが出来た。また、アラン・マクニッシュ同様に、このコースに順応するための基本セッティングに取り組んだ。明日は、来週のレースで納得のいく戦いが出来るように、最後のセッティングの詰めを行なう予定だ」
9月5日(木) F1モンツァ合同テスト 3日目の記録
ドライバー: | ミカ・サロ/アラン・マクニッシュ |
天候: | 快晴 |
気温: | 最高気温28℃ 最低気温18℃ |
路面状況: | ドライコンディション |
路面温度: | 最高38℃ 最低19℃ |
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