第15戦 イタリアGP 2002
2002年9月20日(金)(フランス・ポールリカール・サーキット発)
進化型“トヨタTF102B” ポールリカール・サーキットでテスト開始
IRLドライバーのエリオ・カストロネベスも“トヨタTF102”を体験走行
パナソニック・トヨタ・レーシングは、南仏ポールリカール・サーキットでの4日間に渡る充実したテストを終了した。今回のテストは、進化型の“トヨタTF102B”のデビューでもあり、新型の7速ギアボックスと、来シーズン用の“RVX-03”エンジンを搭載している。
テストドライバーのステファン・サラザンが4日間を通してテスト走行を担当、“トヨタTF102B”で、合計172周、約1000Kmを走行した。また、従来型“トヨタTF102”では、アラン・マクニッシュとミカ・サロが、来週行なわれるアメリカGPのために、新しい空力部品をテストし、ミカ・サロは、19日(木)に40周、アラン・マクニッシュは17日(火)と18日(水)の両日合計107周を走行した。
エンジン部門ゼネラル・マネージャー ノルベルト・クライヤー:
「今週のテストでは、2003年用のエンジンをテストした。この“RVX-03”エンジン最初のテストで、その進化には、とても満足している。ほとんど問題は発生せず、我々の開発の方向性が正しいと確信できた。4日間のテストは、成果とともに、とても意義あるものとなった。2003年のシーズンに先立ち、開発へとより多くの時間を割き、来年用エンジンをテストするためにも、今回のテストは、大きなアドバンテージとなった」
エリオ・カストロネベス:
「すべての瞬間が素晴らしい1日だった。ロングランと予選ラップも含み、かなり多くの周回を重ねた。初めてのF1カーであったが、“トヨタTF102”の運転のし易さとともに、特にブレーキングに対して感銘を受けた。チームは素晴らしく、仕事はプロフェッショナルであり、私は充実した1日を過ごすことが出来、とても幸せだった」
9月17日~20日(金)ポールリカール・テストの記録
天候: | 曇り時々晴れ 木曜午後は雨 |
トラックコンディション: | 木曜午後を除きドライコンディション |
参戦初年度となる2002年シーズンも残り2戦となり、パナソニック・トヨタ・レーシングは、インディアナポリスで開催される次戦アメリカGPへ向けて挑戦する。プラクティスは9月27日(金)に開始される。
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