第16戦 アメリカGP 2002

2002年10月1日(火)(スペイン・カタルニア・サーキット発)

母国凱旋の最終戦"日本GP"を前に、バルセロナ合同テストに参加

2003年シーズンに向け、新型エンジン"RVX-03"と新型7速ギアボックスをテスト

パナソニック・トヨタ・レーシングのテストチームはスペインのカタルニア・サーキットでの3日間に渡る、F1バルセロナ合同テストに参加している。パナソニック・トヨタ・レーシングにとって、初めてのサーキットでのグランプリとなったアメリカGPで2台完走を果たし、今シーズンのF1グランプリは、最終戦日本GPを残すのみとなったが、すでに来シーズンへ向けた水面下での戦いが始まっている。

ステアリングを握るのは、テストドライバーのステファン・サラザンとライアン・ブリスコ。ライアン・ブリスコは、通常仕様の"TF102"でデータ収集プログラムをこなす一方、ステファン・サラザンは来シーズン向けの"RVX-03"エンジン及び新型の7速ギアボックスを搭載した"TF102B"での2度目となるテストを行った。

ステファン・サラザン: TF102B ベストラップ:1分20秒784 周回数:58周
「今日のテスト結果には満足している。我々の目標は、新しい"TF102B"で少しでも多くの距離を走行し、様々な空力的要素を試すことだ。今日は、何の問題もなく、順調にプログラムを消化することが出来た。この3日間のテストのスタートを快調に切ることが出来、明日もこの調子を維持してテストを続ける」

ライアン・ブリスコ: TF102/04 ベストラップ:1分22秒008 周回数:55周
「トラブルもなく順調な一日だった。車両の様々なパラメータから情報を得るために、ピットインとピットアウトを繰り返しながら、大量の基礎的なデータ収集に向けたプログラムを実行した。明日も午前中は、引き続きデータ収集を続けるとともに、午後にはロングラン・テストも行うつもりだ」

10月1日(火) F1バルセロナ合同テスト 1日目の記録

ドライバー: ステファン・サラザン/ライアン・ブリスコ
天候: 晴れ時々曇り
気温: 最高気温25℃  最低気温17℃
路面温度: 最高29℃  最低18℃
路面状況: ドライコンディション

明日のバルセロナF1合同テスト2日目も、引き続きステファン・サラザンとライアン・ブリスコが "TF102B"と"TF102"で、テストを行う予定。