第16戦 アメリカGP 2002

2002年10月3日(木)(スペイン・カタルニア・サーキット発)

バルセロナ合同テスト終了 パナソニック・トヨタ・レーシング日本GPへ照準

3日間のテストで多くのデータを得て次週末の"鈴鹿"凱旋レースへ準備万端

パナソニック・トヨタ・レーシングは3日(木)、スペイン・バルセロナでの3日間にわたる有意義なテストを終了した。

ステファン・サラザンは、3日間を通して、進化型"トヨタTF102B"の開発プログラムに集中する一方、ライアン・ブリスコは、10月13日に行われる日本GPへ向けて、広範囲なデータを収集するために、従来型"トヨタTF102"のテストを行った。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、鈴鹿サーキットでの初の凱旋レースとなる2002年F1GP最終戦、日本GPへ向けて、3日後の日曜日には、飛び立つべくすでに準備を整えている。2003年シーズンへのテストセッションは11月の終わりに開始される。

ステファン・サラザン: TF102B ベストラップ:1分18秒43 周回数:71周
「昨日は、多少の問題を抱えてしまったが、今日は、とても満足のいくテストとなった。チームは、セッションを通して、素晴らしい仕事をこなし、我々は、予定されていたプログラムをこなすことが出来た。また、タイヤの比較テストも行い、日本GPのためにTF102の走行距離を稼ぎ、成果を収めた。今回のテストは、2003年シーズンへ向けて、開発のための有意義な先行テストとなり、多くの情報を得ることとなった」

ライアン・ブリスコ: TF102/04 ベストラップ:1分18秒71 周回数:94周
「今日も再び充実した1日だった。94周してエンジンの許容走行距離をこなすことが出来た。昨日のデータをもとに、空力部品のテストを続けるとともに、日本GPへ向けてのタイヤテストも行い、とてもうまく開発が進んでいることが確認された。また、次週末の鈴鹿でのレースのために、多くの貴重な情報も得ることが出来た。何より、まったく問題も無く、1日中テストセッションを行えたことがとても嬉しい」

10月3日(木) F1バルセロナ合同テスト 最終日(3日目)の記録

ドライバー: ステファン・サラザン/ライアン・ブリスコ
天候: 快晴
気温: 最高気温24℃  最低気温17℃
路面温度: 最高30℃  最低17℃
路面状況: ドライコンディション