第17戦 日本GP 2002
2002年10月6日(日)
“トヨタTF102”東京臨海副都心MEGAWEBを疾走
日本GPを前にトークショーとデモンストレーション走行
約2000人のトヨタF1ファンが大声援
パナソニック・トヨタ・レーシングの母国凱旋レース“日本GP”を1週間後に控え、「東京」に“トヨタF1サウンド”が轟いた。10月6日(日)、臨海副都心のMEGAWEBで、ミカ・サロとアラン・マクニッシュのトークショーとF1カー“トヨタTF102”のデモンストレーション走行が行われたもので、約2000人ものトヨタF1ファンが早々とGPの興奮に浸った。
午後1時半から1時間行われたトークショーでは、2人のドライバーにチームマネージャーのアンジュ・パスカリも加わり、“鈴鹿”にかける熱い抱負をファンにアピール。続いて午後3時から、MEGAWEB内のライドワン特設コースで、F1カー“トヨタTF102”のデモンストレーションラン。
通常、市販車試乗用コースとなっているライドワンの直線部分約300メートルを使用したもので、幅員5メートル弱のコース脇には、この日を待ちかね、前夜午後11時からの徹夜組も含め、午前11時前には整理券入手のため1000人が鈴なり。都心で、それも目と鼻の先をカン高い“トヨタF1サウンド”を轟かせて疾走するF1カーの大迫力に陶酔。ミカ・サロ、アラン・マクニッシュ共に2往復という限られた時間ではあったが、最後には、ミカ・サロの“ドーナッツ・ターン”の大サービスパフォーマンスもあり、白煙の中から現れた“トヨタTF102”への声援は、最高潮に達した。
また、トヨタモータースポーツの歴史を物語る名車もデモンストレーション走行。トヨタ2000GT(1966年タイムトライアル仕様)は舘信秀、トヨタ7(1969年5リットル仕様)は見崎清志、トヨタAE86(1980年グループA仕様)は鈴木恵一と、各々、往年のトヨタワークスドライバーがステアリングを握り、懐かしいレーシングサウンドと共に飽くなき挑戦のルーツを披露した。
ミカ・サロのコメント:
F1の素晴らしさをトヨタファンに分かってもらえたと思う。多くのファンの声援を身近に感じて、あまりに素晴らしいイベントだったので、思わずパフォーマンスを演じてしまった。鈴鹿の日本GPでも全力で頑張る。
アラン・マクニッシュのコメント:
直線に長いブラックマークを印したが、これでも2速ギアまで、、。トヨタTF102の6速ギアを使いこなすには、ちょっと狭く、短いコースだった。しかし、本当のパフォーマンスは、鈴鹿サーキットで堪能してもらいたい。直線に続くファンの声援と小旗に圧倒されたが、中に母国スコットランドの旗も見えて感動した。
見崎清志のコメント:
トヨタ7に情熱を傾けた若い頃に戻り緊張した。そして、今夜は眠れないくらいの感動を覚えた。
舘信秀のコメント:
今日の4台でレースをやりたいくらいだ。今週末は、何としてもトヨタパワーを炸裂させてほしい。
鈴木恵一のコメント:
AE86はプロレーサーになった思い出の車。トヨタTF102の鈴鹿での活躍を期待している。
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