第2戦 マレーシアGP 2003
2003年03月21日(金)
F1第2戦マレーシアGP予選1日目 C.ダ・マッタ11番手、O.パニス14番手
気温35度、湿度46%の蒸し暑さを突いて、開幕戦の結果順にタイムアタック
2003年3月21日(金)(マレーシア・クアラルンプール発)
2003年F1グランプリ第2戦マレーシアGPの予選第1日目が、3月21日(金)、マレーシア・クアラルンプールのセパン・サーキットで行われた。
パナソニック・トヨタ・レーシングのO.パニスは、14番目の予選タイムアタックだったが、本来、13番目のタイムアタックのA.ピッツォニア(ジャガー)が、コースイン直前にタイムアタックを断念、ピットに戻ったため実質上13番目に予選タイムアタック。1分36秒995で予選第1日目は、14番手。
一方、18番目の予選タイムアタックとなったC.ダ・マッタは、初めてのサーキットにもかかわらず、1分36秒706を記録し、予選第1日目を11番手。チームは、2台のTF103のセットアップに苦しみ、初日のプラクティス、予選は、いささか不満の残る結果となった。明日の予選2日目で巻き返しをはかる。
クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/02 出走順:18番目
予選1回目:11番手 1分36秒706(ポールと1.726秒差)
「それほど悪い1日とは思っていない。セパンのサーキットは初めてで、タイムを縮める余地が残っているものの、このサーキットは、とても挑戦しがいがある。予選第1日目は、サーキットに慣れるためには、プラクティスの1時間しかないので、いつも大変な思いをしている。今日は、可能な限りTF103のバランスを煮詰めた。明日も精一杯頑張る。結果が楽しみだ」
オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/05 出走順:14番目
予選1回目:14番手 1分36秒995(ポールと2.015秒差)
「正直言って、素晴らしい1日だったとは言えない。プラクティス、予選ともにセットアップに悩まされた。今夕から、明日の予選までにやらなくてはならないことがたくさん出来てしまった。中でも一番の課題は、グリップだ。しかし、気持ちは前向きで、必ず明日の予選までには、最善の方策が見つかると信じている」
チームデザイナー グスタフ・ブルナー:
「今日は少々不本意な結果だった。TF103は2台ともセットアップに苦しんだが、O.パニスの車に、より多くの問題を抱えてしまった。オーバーステアと縁石に乗ったときにクルマが跳ね過ぎてしまう症状に悩まされた。たくさんやらねばならぬことが出来たが、明日は問題の解決を確かめるために1時間半もある。つまり、明日は、今日よりポジションを上げ、予選トップ10に入れる自信があるということだ」
ゼネラルマネージャー 高橋敬三:
「1秒のあいだに、11台が入るという非常な接近戦となった予選第1日目でした。車のバランスが、もう一歩というところだったのですが、両ドライバーともにベストを尽くしてくれました。明日に向けて、車のセットアップをさらに煮詰めて予選第2日目に臨みます」
<マレーシアGP予選1日目>
天候: 晴れ時々曇り
気温: 最低33℃ 最高35℃
路面温度: 最低39℃ 最高50℃
湿度: 46%
T-CARシャシー: TF103/04(クリスチアーノ・ダ・マッタ仕様)
- トヨタ自動車 モータースポーツ カーレースカテゴリー