第3戦 ブラジルGP 2003

2003年04月05日(土)

第3戦ブラジルGP予選2日目 辛苦の予選タイムアタック

O.パニスは15番手、C.ダ・マッタは18番手から、明日の決勝レースで巻き返し

2003年4月5日(土)(ブラジル・インテルラゴス・サーキット発)

4月5日(土)、ブラジル・インテルラゴス・サーキットで、F1第3戦ブラジルGPのプラクティスと予選2日目が行われた。

昨日の雨もあがり、ドライコンディションで行われた予選2日目、パナソニック・トヨタ・レーシングは、クリスチアーノ・ダ・マッタが9番目にコースインし、タイムアタックを行い、1分15秒641で、18番手。また、オリビエ・パニスは、15番目にタイムアタックを行い、1分14秒839を記録し、15番手であった。クリスチアーノ・ダ・マッタは、ハンドリングに悩まされ、オリビエ・パニスは、ドライビングミスによる厳しい予選結果となり、チームとして始めてオリビエ・パニスがトップタイムを記録した、今朝のフリープラクティスの好調を維持することが出来なかった。
いささか不満の残る予選結果となったが、明日の決勝レースで巻き返しをはかる。

オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/05 出走順:15番目
  予選2日目:15番手 1分14秒839(ポールと1.032秒差)

「予選のタイムアタックを始めた時、“トヨタTF103”は、完璧な仕上りだった。全力でタイムアタックしたが、第2セクターで大きなドライビングミスをしてしまい、15番手に終ってしまった。今朝のフリープラクティスでは素晴らしいパフォーマンスを発揮出来ていただけに、とても悔しいし、チームには、本当に申し訳ないと思っている。明日の決勝レースでは、全力でポイント獲得に挑戦する」

クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/02 出走順:10番目
  予選2日目:18番手 1分15秒641(ポールと1.834秒差)

「昨日の悪天候コンディションの影響で、サーキットに合ったセットアップを見つけ出す時間が足りなかった。今朝のフリープラクティスで、グリップレベルと基本的なハンドリングに問題を感じ、セットアップの変更を施したが、好転はしなかった。初めての母国グランプリで、後方のグリッドからスタートしなくてはならないことはとても残念だが、明日のレースでは、全力を尽くす」

ゼネラルマネージャー 高橋敬三:
「残念ながら、予選では、今朝のフリープラクティスでの速さを再現することが出来なかった。クリスチアーノ・ダ・マッタは、セットアップに悩まされ、彼に合ったクルマのバランスを見つけ出せなかった。オリビエ・パニスは、第2セクターでミスを犯してしまい、タイムを1秒もロスしてしまった。本来なら、もっと高い予選ポジションにつけることが出来ただけに、残念な結果となった。しかし、明日の決勝レースでは、トップ8でのフィニッシュに挑戦し、ポイント獲得に臨む」

<ブラジルGP予選2日目>
天候:    晴れ 一時 曇り
気温:   最低25℃ 最高26℃
路面温度: 最低33℃ 最高38℃
湿度:   55%
T-CARシャシー:TF103/01(クリスチアーノ・ダ・マッタ仕様)

フリープラクティス・レビュー
午前中、45分間づつ2回のフリープラクティスが行われ、オリビエ・パニスが1分13秒457のタイムを記録して、トップタイム。一方、クリスチアーノ・ダ・マッタは、充分なハンドリングのセットアップが施せず、プラクティス終了の15分前にスピン、オリビエ・パニスから1.3秒差ながら、16番手であった。

明日の決勝レースは、午後2時(日本時間7日午前2時)にスタートが切られる。