第4戦 サンマリノGP 2003
2003年04月18日(金)
サンマリノGP - 予選1日目レポート
パナソニック・トヨタ・レーシングは、空路を移動した序盤3戦でポイントを獲得できなかったジンクスを打ち破るべく、今年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権最初のヨーロッパラウンドとなるイモラサーキットに臨んだ。
オリビエ・パニスは、午前中のフリー走行の不調を挽回して最初の予選で1分22秒765のタイムをマークして12番手というこの週末まずまずのスタートを切った。クリスチアーノ・ダ・マッタは、ワンラップアタックの予選の第1セクターでミスしてしまいパニスから6番手後ろの18番手だった。
イモラにおけるエンジニアリングの問題点としては、1994年以前改修前の旧コースでは、エンジンの最高パワーと相対的なローダウンフォースセッティングのハンドリングにあったが、ふたつのシケインが増設されてからは、ブレーキ性能と縁石をいかにして攻略するかにある。
「午前中のフリー走行ではいくつかのセッティングに問題があってしっかりしたグリップが得られなかった。そしてブレーキに関してもいくつか問題を抱えていた。予選では、少しリスクのあるセットアップで臨んだけれど、それが良かった。でも、トップ10内には入っていないのでまだ満足はできない」とパニスはコメントしている。
ダ・マッタの自己評価は、率直なものだった「第1セクターのタンブレロシケイン出口でのミス以外は、あまり言うことはないけれど、このセクターのベストタイムと比べて2秒ロスしていた。すぐに無線でチームに謝ったよ。でもこれが全てだった。明日は、今日とは違うよ」とコメントしている。
チーム代表のオベ・アンダーソンは、「金曜日の予選結果に必ずしも不満だけということではなかった。午前中、問題に奮闘していたことを考えれば最初の予選結果を喜ぶべきだと思う。われわれは、良いセッティングの方向性を見つけたので明日の午前中のフリー走行へ向けて努力を続けたい」とコメントしている。
フェラーリチームは2003年の初優勝を目指して熱狂的な地元ファンの前で好調な滑り出しを見せた。Mシューマッハーが1分20秒628のトップタイムをマークし、これに0.46秒遅れてチームメイトのRバリチェロが続いた。
3番手にはウイリアムズBMWのRシューマッハーが1分21秒193でつけ、4番手にはコロンビア人のチームメイトJPモントーヤが1分21秒490で位置した。また、ジャガーチームのMウェーバーが1分21秒669のタイムで再びトップ5に食い込み、BARホンダのJバトンが6番手という結果だった。
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