第4戦 サンマリノGP 2003

2003年04月19日(土)

サンマリノGP - 予選2日目レポート

2003年FIAフォーミュラ・ワン世界選手権シリーズで最初のヨーロッパラウンドとなるサンマリノGPにおいてオリビエ・パニスがパナソニック・トヨタ・レーシングに4レース目にして3回目となるトップ10の予選順位をもたらした。

パニスは、このイモラサーキットで金曜日にベアリングに問題を抱えて時間をロスし、セットアップのプログラムを充分に遂行できなかったという厳しい週末の始まりに直面していた。しかし、チーム代表のオベ・アンダーソンが控えめながらも楽観的視していたチームの堅実な実力が示された。そして一台ずつによるアタックの9番目にコースインしたパニスは4.93キロのサーキットを1分23秒460でラップした。

その時点でパニスは、2番手に位置し、その後にトップグループがセッションの終わりにやや良いコースコンディションでアタックを行っても彼のタイムは決勝へ向け期待の持てるグリッド位置で留まるに充分のものだった。

「今年初めて会心のフライングラップができたという良い感触だった。昨日の問題を考えれば、この結果に満足しなくてはいけない。決勝に向けてまずまずのポジションだしポイントゲットもできそうだ」とパニスはコメントしている。

チームメイトのクリスチアーノ・ダ・マッタは、1分23秒838のタイムで13番手の決勝グリッドを得た。彼は、F1ルーキーとして最高の予選アタックを行えたことに満足している。

「コースコンディションは少しスリッピーだった。攻めすぎないように、あまりやりすぎないように気をつけた。そして、自分ができることの全てを出し切れたし、チームは順調にクルマのセットアップをしてくれた」とダ・マッタはコメントしている。

フェラーリチームのMシューマッハーが1分22秒327で今シーズン2回目のポールポジションを獲得。そして弟のRシューマッハー(ウイリアムズBMW)が1分22秒341で2番手となった。

3番手にはフェラーリのRバリチェロが1分22秒557でつけ、ウイリアムズBMWのJPモントーヤが1分22秒789で4番手、ジャガーチームのMウェーバーが前回に続いて1分23秒015でトップ5に食い込み、マクラーレン・メルセデスチームのKライコネンが1分23秒148で6番手となった。