2003年04月19日(土)

Ｆ１第４戦サンマリノＧＰ予選２日目 今季３度目の予選トップ１０確保

改善の手応えを得てＯ．パニスが１０番手、Ｃ．ダ・マッタは１３番手から、明日の決勝へ
２００３年４月１９日（土）（イタリア・イモラ発）

４月１９日（土）、イタリア・イモラ・サーキットで、Ｆ１第４戦サンマリノＧＰのプラクティスと予選２日目が行われた。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、午前中２回に分けて行われた合計９０分間のプラクティスで、昨日、満足のいくレベルまで詰めることが出来なかった“トヨタＴＦ１０３”のセットアップを改善。Ｏ．パニスが１０番手、Ｃ．ダ・マッタが１４番手のタイムをマーク。さらにウォームアップ走行では、Ｏ．パニスが６番手、Ｃ．ダ・マッタが１１番手のタイムを記録し、午後に控えた予選へと臨むこととなった。

午後２時から行われた予選２日目は、３番目にコースインしたＣ．ダ・マッタが、昨日の予選１日目のタイムを１秒以上縮め、１分２３秒８３８を記録し、予選１３番手。一方、９番目にタイムアタックをしたＯ．パニスが１分２３秒４６０で予選１０番手に付け、今シーズン３回目の予選トップ１０を確保。ポイント獲得と２台完走に向け、明日の決勝レースへと挑む。

オリビエ・パニス：　＃２０　シャシー：ＴＦ１０３／０５　出走順：９番目
　　予選２日目：１０番手　１分２３秒４６０（ポールと１．１３３秒差）
「今日の予選では、予選トップ１０につけることが出来、満足している。昨日は、ハンドリングに問題を抱え、上手くいかなかったことを考えれば、本当に良かった。チームは、とても素晴らしい仕事を成し遂げ、的確な調整を施し、クルマを改善してくれた。今シーズン、初めて完璧なタイムアタックが出来た。決勝レースが、今からとても楽しみだ」

クリスチアーノ・ダ・マッタ：　＃２１　シャシー：ＴＦ１０３／０２　出走順：３番目
　　予選２日目：１３番手　１分２３秒８３８（ポールと１．５１１秒差）
「昨日の不本意な結果を振り払い、今日は、クルマの持てるパフォーマンスのすべてを引き出せた。路面コンディションは、少し滑りやすかったが、タイムアタックは、完璧に近かった。チームは、確実にクルマを仕上げており、とても良い仕事をしている。もちろん、クルマのセットアップに完璧はなく、常に進化を求められるが、ドライバーの立場から言えば、今日は良い１日だった」

ゼネラルマネージャー　高橋敬三：
「昨日の走行データを元に、本拠地ケルンのスタッフとともに見いだしたセットアップが功を奏し、Ｏ．パニスのクルマは、バランス良く仕上げることが出来た。Ｃ．ダ・マッタは、若干、詰めるところを残していたが、ベストを尽くしてくれた。接近戦の予選となったが、満足出来る結果を得られた。明日は、天候が崩れると予想されるが、どのような状況にも対応できる戦略をとっているので、ベストの結果が残せると思う」

＜サンマリノＧＰ予選２日目＞
天候：　　　　曇り
気温：　　最低１８℃　最高２１℃
路面温度：　最低２１℃　最高２９℃
湿度：　　４１％
Ｔ－ＣＡＲシャシー：ＴＦ１０３／０１（オリビエ・パニス仕様）

明日のサンマリノＧＰ決勝は、現地時間午後２時（日本時間２０日午後９時）にスタートが切られる。