第4戦 サンマリノGP 2003
2003年04月20日(日)
サンマリノGP - 決勝レポート
パナソニック・トヨタ・レーシングは、オリビエ・パニスが2003年最初のヨーロッパラウンドとなったサンマリノGP で9位フィニッシュを果たしたが、あと一歩のところでポイント獲得はならなかった。
2台のトヨタTF103は、イモラサーキットを62周する決勝レースで3ピットストップ作戦を選択し、今年初めて2台共に完走を果たした。クリスチアーノ・ダ・マッタは、12位でフィニッシュして、これで3戦連続の完走となった。
「全周に渡って頑張ったのに、順位一つの差でポイントゲットできなかったことに悔しさを感じるよ。でも、2台共に完走できたことは良かった。今日は、僕ができることの全てを出し切った、そして何といってもクルマの信頼性がもどったことが重要だ。今日の結果は次のレースに大事だし、次のバルセロナにわれわれのクルマがマッチすることを期待している。もう一段階良い状況になってポイントを獲得したいね」とパニスはコメントしている。
チームメイトのダ・マッタは「このイモラはわれわれのクルマがマッチさせにくいサーキットであるのは事実だ。金曜日からセッティングにちょっと苦しんだけれど、チームはとても良くクルマをセットアップしてくれた。また、イモラは抜きにくいサーキットで2回目のピットストップの後に順位をアップするのが難しかった。今日完走できたことで、より自信が高まった。2週間後のバルセロナのようにこれまで沢山テストをしているサーキットなら良い結果を出せるに違いない」とコメントしている。
レースとトラックエンジニアリング部長のノルベルト・クライヤーは「オリビエが9位、クリスチアーノが12位で2台共に完走できてハッピーだ。このイモラはこれまでもハンドリングの問題を抱えていたサーキットだった。金曜日にはTF103のバランスに関して本当に苦しんでいたのを考えると、今日の結果は嬉しいものだ。今、われわれに不足しているものはスピードで、それが次のスペインGPに向けて何とかしなくてはならない課題だ。9位という順位は嬉しいけれど、あとひとつでポイントゲットできたので悔しい。でも、あと一息だ」とコメントしている。
イモラでワールドチャンピオンのMシューマッハーがポールポジションからスタートして今シーズン初の優勝を記録した。
マクラーレン・メルセデスチームのKライコネンが2位となってドライバー選手権ポイントで依然としてリードしている。ライコネンは、2ピット・ストップ作戦でフェラーリチームのRバリチェロの猛追をかわした。ウイリアムズBMWのRシューマッハーはマクラーレンチームのDクルサードを抑えて4位フィニッシュ。ルノーチームのFアロンソが6位。ウイリアムズBMWのJPモントーヤ、BARホンダのJバトンが7位、8位となった。
- トヨタ自動車 モータースポーツ カーレースカテゴリー