2003年04月24日(木)

Ｆ１ムジェロ合同テスト３日目　多岐にわたる新開発パーツもテスト

クリスチアーノ･ダ･マッタは、次戦スペインＧＰへ向けて明日の最終日もテストを続行

２００３年４月２４日（木）（イタリア・ムジェロ・サーキット発）

Ｆ１ムジェロ合同テスト３日目を迎えたパナソニック・トヨタ・レーシングは、クリスチアーノ・ダ･マッタとオリビエ・パニスがテストを続行。クリスチアーノ・ダ・マッタは、次戦スペインＧＰへ向けてミシュランのタイヤ評価や広範囲なセットアップに時間を費やし６５周を走行。オリビエ・パニスもタイヤテストやエアロダイナミクスのテストなど、多岐にわたるテストプログラムをこなしたが、いくつかの問題と、赤旗による走行中止に阻まれ、４６周の走行で３日目のテストを終了することとなった。

オリビエ・パニス：　　トヨタＴＦ１０３／０１
　　ベストラップ：１分２３秒６２　周回数：４６周
「来週スペインＧＰで装着するミシュランタイヤのテストと新しいエアロダイナミクスのテストを行った。昨日までの２日間は､順調にテストプログラムをこなしてきたが、今日は先行開発部品の一部に問題が生じたため、従来の仕様に戻して走行せざるを得なかった。しかし、このようなことはテストではしばしば起ることであり、スペインＧＰでは、“トヨタＴＦ１０３”の進化を発揮できると確信している」

クリスチアーノ・ダ・マッタ：　　トヨタＴＦ１０３／０３
　　ベストラップ：１分２３秒８６　周回数：６５周
「オリビエ・パニスと同じようなテストプログラムを行うとともに、ミシュランタイヤの評価に時間を費やし、さらに、異なるセットアップや制御システムのチューニングを行った。オリビエ・パニスと同様、先行開発部品は我々の期待していた通りの結果をもたらさなかったが、多くのデータを収集することが出来た。明日のテスト最終日では、さらに良い結果を出せるよう、最善を尽くす」

４月２４日（木）　Ｆ１ムジェロ合同テスト　３日目の記録
天候：　　　晴れ
気温：　　　最低気温１２℃　　最高気温２２℃
路面温度：　最低１２℃　　最高３２℃
路面状況：　ドライコンディション

明日のムジェロ・サーキットでのＦ１合同テスト最終日（４日目）は、引き続きクリスチアーノ・ダ・マッタがテストを継続。今日でテストを切り上げたオリビエ・パニスに代わり、リカルド・ゾンタが、ムジェロ・サーキット近くのバイラノ・コースを使用して“トヨタＴＦ１０３”のエアロダイナミクスのテストを行う。