第5戦 スペインGP 2003
2003年05月09日(金)
来週に迫ったオーストリアGPに向けて 延べ2200km以上を走破
リザーブドライバーのリカルド・ゾンタは、第7戦モナコGPに向けてのデータを収集
2003年5月9日(金)(フランス・ポール・リカール・サーキット発)
パナソニック・トヨタ・レーシングは、5月9日(金)ホーム・サーキットである南仏ポールリカール・サーキットでの4日間に渡るF1合同テストを終了した。
今回のテストでは、クリスチアーノ・ダ・マッタが6日(火)と7日(水)、オリビエ・パニスが8日(木)と9日(金)の2日間づつ、来週に迫った第6戦オーストリアGPに向けて、ブレーキやミシュランのタイヤ比較テスト、長距離を走りこむロングラン・テストなどを実施。また、リザーブ・ドライバーのリカルド・ゾンタが4日間を通して、第7戦のモナコGPに向けて、タイヤの評価とクルマのセットアップをこなすとともに、サスペンションの測定プログラムをこなし、充実した成果をあげた。
クリスチアーノ・ダ・マッタ:
6日・7日 TF103/03 総周回数:150周 (走行距離 約250km)
「オーストリアGPに向けて、“トヨタTF103”のセットアップとミシュランのタイヤ比較テストをこなし、有意義な結果が得られた。また、A1リンク攻略で鍵となるクルマの安定性とブレーキ性能向上に時間を費やした。先週のスペインGPで、今シーズン初のポイントを獲得したことで、このテストでも、チームの誰もが、自信を持って次のレースに臨んでいることが感じられ、非常にうれしい」
オリビエ・パニス:
8日・9日 TF103/03 総周回数:204周 (走行距離 約840km)
「昨日、クリスチアーノ・ダ・マッタからテストを引き継いだが、とても有意義な2日間だった。今日のテストでは、1日で145周もの距離を走破し、チームとパートナーであるミシュランにとって、有効な成果を得るとともに、“トヨタTF103”とミシュランタイヤのパッケージがさらに進歩を遂げたことを実感した。若干のメカニカルトラブルが発生したものの、チームは敏速に修理を施してくれた。予定していたすべてのロングランテストをこなし、多くの貴重なデータを収集することが出来た。来週のレースがとても楽しみだ」
リカルド・ゾンタ: 6日 TF102B 総周回数:178周
7日~9日 TF103/06 総周回数:253周 (走行距離 約1200km)
「テスト初日は、“トヨタTF102B”で広範囲なサスペンション測定プログラムをこなし、2日目には、“トヨタTF103”を用いて同様のテストを継続、比較を行った。3日目と4日目は、第7戦モナコGPに向けて、タイヤ比較テストとセットアップを行い、“トヨタTF103”のバランス改善に専念した。セットアップの変更とコンディションの変化が、クルマにどのような影響を及ぼすか、多くのデータが得られた。4日間を通してテストをこなし、価値あるデータを得られたことに満足している」
5月6日(火)~9日(金) ポールリカール・テストの記録
コース全長:4.157km
天候:おおむね晴れて高温、7日のみ曇り
路面状況:ドライコンディション
次戦、F1第6戦オーストリアGPは、5月18日(日)にオーストリア・A1リンクで決勝レースが行われる。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、オーストリアGP開催の翌週、5月20日(火)から23日(金)の4日間、ホーム・サーキットの南仏ポール・リカールで、再びテストを行う予定。
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