第8戦 カナダGP 2003
2003年06月14日(土)
カナダGP予選第2日目 今季初となる2台揃ってのトップ10スタート
O.パニスが7番手、C.ダ・マッタが9番手からポイント獲得目指し明日の決勝レースへ
2003年6月14日(土)(カナダ・モントリオール発)
F1第8戦カナダGPの予選第2日目が、6月14日(土)にカナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーブ・サーキットで行われた。
予選2日目を前に、午前中2回に分けて合計90分間行われたプラクティスは、昨日より降り続いた雨のためウエットコンディション。O.パニスは16周を走るにとどまり、1分30秒410で20番手。また、C.ダ・マッタも1分29秒215で19番手という不満の残る結果となった。しかし、雨がやみ、ほぼドライコンディションとなった予選直前のウォームアップ走行では、O.パニスが6番手、C.ダ・マッタは12番手のタイムをマークし、決勝グリッドを決定する予選第2日目へと臨んだ。
午後1時から、ドライコンディションで予選第2日目が行われた。5番目に出走したC.ダ・マッタは1分16秒826で9番手、11番目に出走したO.パニスは、1分16秒598で7番手につけ、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、共にトップ10グリッドから明日の決勝レースへと臨むこととなった。
オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/05
予選2回目:7番手 1分16秒598(ポールと1.069秒差) 出走順:11番目
「チームスタッフ全員、今日の予選結果には満足している。今朝のプラクティス1回目ではスピンを喫し、クルマを壊してしまったが、チームスタッフが予選に向けて完全に修復してくれた。熟練した技術で迅速に仕上げてくれたメカニック達に感謝している。7番手と9番手というスターティンググリッドは、充分に戦えるポジションなので、決勝レースでは上位を目指す」
クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/04
予選2回目:9番手 1分16秒826(ポールと1.297秒差) 出走順:5番目
「今朝のプラクティスでは、十分にドライコンディションで走行できなかった。この2日間を通じても、ドライコンディションで走行できたのは、今日のウォームアップ走行での数周だけだった。そのため、このサーキットに適したクルマのセットアップを施しきれなかったが、モナコGPでの予選10番手を上回る成績を挙げることが出来、とても満足している。明日の決勝レースがとても楽しみだ」
ゼネラルマネージャー 高橋敬三:
「朝のプラクティスでO.パニスとC.ダ・マッタの2人がコースオフし、2台の“トヨタTF103”が損傷してしまったため、プラクティスで充分に走行することが出来なかった。C.ダ・マッタはスペアカーでの予選アタックを強いられることとなり、メカニックは予選までの僅かな時間で、非常に多くの作業をこなすことになった。特に、路面が乾いたため、ドライコンディションに合わせた調整も施さなくてはならず、忙しい一日となった。ミシュランが素晴らしいタイヤを供給してくれたことに感謝している。今シーズン最高の予選結果を得られ、とても嬉しい」
<カナダGP予選第2日目>
天候: 曇り
路面状況: ドライコンディション
T-CARシャシー: TF103/07(クリスチアーノ・ダ・マッタ仕様)
明日のカナダGP決勝は、現地時間午後1時(日本時間16日午前2時)にスタートが切られる。
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